フランス人の結婚は3通り。自分らしさが見つかる夫婦関係
2015/03/16
●CASE02 フランスの熟年夫婦
長く夫婦円満のコツは、とにかく二人で話し合うこと
フランス企業で管理職として働く夫・ジャンさんと、元語学教師で今は主婦をしつつ賃貸経営をする妻・テレーズさんは、結婚して37年目のベテラン夫婦だ。
離婚率が高いフランスで長年親しく連れ添う秘訣は、相手のことに常に耳を傾けること。「決して自分は良い性格とは思わない」と互いに語る夫妻は、それゆえ問題が起きた時はそのままにしておかず、解決策が出るまでとことん話し合うという。養子として受け入れた2人の子供の教育問題や、出張が多い夫の職務上、今まで夫婦でぶつかることもあったが、信頼感と深い意思疎通で乗り越えてきた。
▼平日のタイムスケジュール
6:30 | ◆◆起床 ◆妻・テレーズさんは朝食作り |
---|---|
7:30 | ◆出勤。息子たちが学校へ |
13:00 | ◆昼食 |
18:00 | ◆夕食の支度を始める |
19:00 | 息子たちが帰宅 |
20:00 | ◆帰宅 |
20:30 | ◆◆家族で夕食 |
23:00 | ◆◆就寝 |
【プロフィール】
夫:ジャン・イヴ・カイヨー(63歳・フランス大手電機企業勤務)
妻:テレーズ・カイヨー(64歳・主婦)
長男:ニコラ(21歳・学生)
次男:セバスチャン(19歳・学生)
結婚37年目
いつまでも良い夫婦でいる秘訣:問題があった時は避けずに、解決策を探すこと
FQ JAPAN VOL.33
2014-2015 WINTER ISSUE
世界各国の夫婦のあり方はもちろん、日本の様々な“夫婦のカンケイ”を大特集!
▼ 別の国の夫婦のカタチもチェック!
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Text » YUKINOBU KATO
(2015.3.16up)
※FQ JAPAN VOL.33(2014-15冬号)より一部転載