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世界一幸せな国フィンランドに学ぶ! “心地いい暮らし”を実現する3つのライフハック

2018年から世界幸福度ランキングに4年連続で1位に輝いているフィンランド。フィンランドではウェルビーイングという言葉が生まれる以前から、心地いい暮らしが自然に根ざしていたという。我々が彼らのライフスタイルから学ぶことは多いはずだ。

育休中に学び、磨く
仕事と家庭の両立スキル

フィンランドでは、取らないという選択肢がないというほど、男性の育児休暇取得率が高いという。育休を取らないパパがいると、逆に周囲の人に驚かれてしまうそうだ。

「確かにフィンランドでは制度がしっかりしています。でも最初から取得率が高かったわけではありません。1998年に当時首相だったパーヴォ・リッポネン氏が育休を取ったことで男性の育休取得が一般的になっていったんです」。

フィンランドの育休は、人を育て、マルチタスクをこなすスキルを身につける学びの期間であって、休暇ではない。そんなふうに言われている。

「保育や家族支援制度を整えたことで、男性も女性も仕事と家庭を両立するのはもはや当たり前。今は子供と一緒に過ごす時間は、パパの方が長くなっているくらいです」。こうした学びの期間を経て、ママの大変さを理解すると同時に子供との絆を築けたという意見は多い。しかもその制度は2022年よりさらにパワーアップ。新制度は夫婦にも親子関係にもいい影響をもたらすと期待は高く、仕事にプライベートに好循環を生み出してゆくに違いない。



フィンランド式
ウェルビーイングに暮らすためのLife Hack

豊かな自然に感謝しながら、“自分らしい生き方”を大切にするフィンランドのライフスタイルは、ウェルビーイングそのもの。彼らの暮らしからウェルビーイングを作るヒントを考えてみよう。

総合的に考える

労働者の権利を大切にし、ワーク・ライフ・バランスの良さが世界的に評価されるフィンランド。多くの人は長時間の残業をほとんどせず、就業時間内はしっかり働き、休みを大切にする。また、「仕事が終わった」「夕飯が美味しかった」など些細な幸せを思い出し、いい1日だったと締めくくるそう。心身の状態整える秘訣はこうしたバランス感覚にあるのかもしれない。


ひとりの時間を大切に

16時を過ぎるとほぼ全員が退勤してしまい、夏には1ヶ月以上の休みをとる。その過ごし方は人それぞれで、趣味に打ち込んだり、友人に会ったり、学校に通って勉強をしたり、思い思いの自分の時間を過ごしている。身近なアウトドアを楽しむ人も多いそうだ。人生を豊かなものにするには余暇の充実が欠かせないだろう。


何もしないをする

何もしない時間を楽しむ。何かと忙しいと感じる日本ではなかなか難しいが、フィンランドでは至極当然のこと。フィンランドにはコテージ文化があり、ほとんどの家にサウナがある。ホリデーシーズンはコテージで静かにリラックスした時を過ごし、サウナでデジタルデトックス。子供との触れ合いも森を散歩するだけで自然のパワーに癒されるのだ。



揺るがないものを見つけることが
ウェルビーイングに暮らす近道

コロナ禍は人々の生活を一変させたが、フィンランドの世界幸福度ランキングは1位のまま。それは、フィンランドに深く根付いた「自然との共生」といった変わらないものがあったからに他ならない。自分に適したウェルビーイングとは何かを、改めて知っておいてはいかがだろうか。
 

教えてくれた人

フィンランド大使館

堀内都喜子さん

2013年よりフィンランド大使館広報部でプロジェクトコーディネーターとして勤務。 著書『フィンランド 豊かさのメソッド』(集英社新書)。『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(ポプラ新書)


文:竹治昭宏
写真:Finland Promotion Board
イラスト:岡本倫幸

FQ JAPAN VOL.62(2022年春号)より転載

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