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インタビュー

鈴木啓太が目指す父親像とは…?「娘は僕にとって力強いサポーター」

2006年オシムジャパンで招集、日本代表入りを果たし、プライベートでは子育てについて考えていくパパ集団”スーパーダディ協会”で意欲的に活動する鈴木啓太人選手のインタビュー。

負けず嫌いのおしゃまな4歳児は、父親の強力なサポーター。そんな娘さんのため、フィールドはもちろん、子育てでも“SUPER”を目指す!

子育てと選手生活の意外な相乗効果

「とにかく負けず嫌いで、じゃんけんで負けたとしても、絶対に負けを認めない。勝負の世界で生きてる僕よりも負けず嫌いかもしれない(笑)」。

幼稚園に通い出したばかりの娘さんのことを語りながら、目を細める鈴木さん。積極的に子育てに参加する彼だが、子供を持つことは、サッカー選手としてのメリットにも繋がるとか

「生活リズムが凄く良くなりました。僕らは午前中に練習があるので、基本的に早寝早起きが理想。それって子供の生活のリズムと一緒なんです。娘と一緒に9時にはベッドに入って、朝の6時に起きる。毎日9時間睡眠!」。

生活のリズムだけでなく、サッカーに対する向き合い方にもポジティブな変化が現れたという。

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「常に勝敗がつきまとう世界で生きているので、負けてばかりだと、子供にも恥ずかしい思いをさせてしまう。やっぱり子供に〝カッコイイ”って思われたいし、子供に認められる父親でありたい。だから頑張らなくちゃ」。

娘をスタジアムに連れて行く
一種のソトイクなのかも

鈴木さん曰く、娘の今の興味はサッカーよりも歌や踊りを楽しむことにあるという。ただし、サポーターからの熱い声援を受けながら、巨大なスタジアムの広大なフィールドでプレーする、勇ましい父親の姿だけは特別だ。

「ホームのときはよく観にきてくれます。妻に聞いたんですが、試合中は大きな声で僕のことを応援してくれてるみたいです。僕がファールを受けたりすると、相手の選手に向かって〝ちょっと、何すんのよ!みたいな(笑)。家でもレッズサポーターの応援歌を口ずさんだり。僕にとってはとても力強いサポーターですね」。

ホームゲームの会場には、他の選手の子供たちも集まるので、選手控室近くのファミリールームは、ちょっとしたプレーパーク状態。試合後には選手たち全員がファミリールームに顔を出し、子供たちと挨拶を交わすという家族サービスもあるのだとか。

「そのファミリールームでの時間も、娘にとって良い経験になるんじゃないでしょうか。僕は、決まった人たちだけじゃなくて、子供をいろんな人たちに合わせるってことも大事だと思っているんです。僕が仕事をしてる姿も見せられるし、いろんな人たちも触れ合わせることもできる。僕にとって娘をスタジアムに連れてくるってことは、一種の“ソトイク”なのかもしれません」。

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