時事・コラム

「おままごと」でお金の勉強!? 2歳から始める経済学がスゴすぎる

お金を学べば、物事の見方や考え方が養われ、あらゆる学問に応用できる。今回は、金融のプロである森永康平氏が、家庭で実践しているという経済学について教えてもらった。

具体的な「行動プラン」を立てる
無限性と希少性

人間の欲望というのは際限ない。子供に欲しいものを聞けば、無限に出てくるだろう。しかし、一方でそれを買うだけの貯金があるかといえば、お金には限りがある。これが無限性と希少性である。このように欲しいものはたくさんあるけれど、貯金だけではすべては買えない場合、「どのような行動をとることが自分の欲望を最も満たせるのか?」を考える。実はこの行動が経済学のエッセンスの1つなのである。



我が家では、毎月お小遣いをあげているが、貯金箱に貯まっている金額を確認させたうえで、スーパーやデパートに行き、お菓子売り場やオモチャ売り場で買いたいものの金額を確認させる。そうすると、欲しいもの全ての合計金額と手持ちの金額の差が大きいことが分かり、手持ちの金額の中でどうするのか、何を諦めるのかなど、具体的な「行動プラン」を子供なりに考え始める。

経済学は与えられた条件の下で、最適な選択をする学問であり、なぜこれを選択したのか、なせこれを選択しなかったのかなど、全ての行動に対して、理由をつけられる能力が身に付いていく。全ての行動に理由をつける訓練を続けることで、子供は論理的思考に基づいて行動できるようになっていく。

何を選ぶか? 何を諦めるか?
機会費用

人間というのは日々選択を繰り返している。何かを「選択する」ということは、同時に何かを「捨てる」「諦める」ということである。これを機会費用と呼ぶ。子供は選択を迫られるシーンが何度も訪れるのだが、時として何を選択すればいいか分からない時がある。そんな時は、何を選ぶのかではなく、何を諦めることが出来るのかという逆説的なアプローチも可能であることを教えよう。

我が家では、子供たちに欲しいものを全て言ってもらい、それぞれメモさせる。ものの名前の下に値段を書き、他の場所に自分の現在持っている貯金額と毎月のお小遣いの金額を書く。現時点で買えるものがある一方、まだ買えないものもあることを認識させる。その後、現時点の貯金額の中で買えるものだけをまとめ、その中のAを買うとBが買えなくなるなど、あるものを選ぶと、その裏側では同時に何かを諦めているという認識をさせる。

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