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時事・コラム

ワンオペになってない? 夫婦が納得する上手な家事分担のポイント

もっと子供との時間が欲しい
家事代行サービスへの興味も

本当はもっとこまめに家事をしたい

続いて、家事・育児について「十分にできていないと思うこと」を聞いたところ、共働き家庭に共通していたのは「本当はもっとこまめに家事をしたい」ということだった。

掃除や洗濯など、溜まった家事を片付けるだけで休日の半分が終わってしまうため、その時間を子供に使えたら……と、ジレンマを感じている人が多いようだ。

【共働き家庭の家事・育児に関するニーズ】

1.もっとこまめに家事をしたい
●溜まった家事で休日が半分潰れるのが嫌。
●本当は休日ゆっくりしたいし、出かけたい。
●汚れがどんどん蓄積されて取りにくくなる。
●溜まった埃やハウスダストで子供がアレルギーにならないか心配。
2.もっと家事のスキルを上げたい
●もっと効率的に家事をしたい。結婚したばかりなのでまだ試行錯誤中(お金が貯まったら時短家電を買う。食洗機が欲しい)。
●料理の手際が悪く、いちいちレシピを見ないと作れない。もっと料理のスキルを上げたい。
●料理のレパートリーが少なく、栄養のバランスのためにも、もっと色んな料理を作れるようになりたい。
3.もっと子供をケアしてあげたい
●忙しくてレトルトや冷凍食品に頼ることもある子供の食事。子供の健康のためにも、本当はちゃんと手作りしたい。
●平日は家事に追われて子供と向き合う時間を作ってあげられていない。特に学習面でのケアができていないので罪悪感がある(本の読み聞かせ、宿題を見るなど)。

家事代行サービスを使いたい声も

最後に、家事代行サービスへの興味・関心度について確認した。特に子供のいる家庭では、育児と家事を並行して行う必要があるため、夫の家事分担比率が低い家庭は代行サービスへの関心が高い。

「もっと子供と接したい」「自分にも心の余裕が欲しい」という気持ちから、平日の料理や保育園の送迎などを頼みたいと考える人が多いようだ。

【家事代行サービスへの興味・関心】

~夫婦2人の場合~
1.夫の分担が「高い」家庭
●夫婦2人なので、家事の総量は多くない。
●結婚歴も浅く、まだ「修行の身」。家事も料理も自分たちでやりたい。
2.夫の分担が「低い」家庭
●単に掃除をしてもらうのではなく、掃除のコツも教えて欲しい(水垢はこういう方法で落とせる、など)。
●こういうのをお願いできたら、休日に夫婦で出かけたり、友達とゆっくりしたり、自分の時間が取れる。

→夫婦2人で夫の協力がある家庭では、家事代行ニーズは高くない。

~夫婦+子供の場合~
1.夫の分担が「高い」家庭
●平日は夫のサポートも十分ではなく、帰宅後「後追い」してくる子供をケアしながら料理するのはとても大変。
●週1回でも料理をお願いできたら余裕を持って子供に接することができる。
2.夫の分担が「低い」家庭
●夫の協力がなく、ワンオペ育児のため、自分に何かあった時に頼れる存在がいると安心(子供の送迎や食事作り)。

→子供のいる家庭は家事代行ニーズがかなり高まっており、家事+育児という負担の大きさが感じられる。

分担を一度見直してみて
便利家電を買うのも◎

働き方改革や育児休暇制度の普及によって夫が家事や子育てをしやすくなったとはいえ、大半のことは妻任せにしている家庭も多いことがわかった。また、自分は頑張っているつもりでも実際には妻の負担が大きく、家事分担に納得がいっていない場合も。

これらを解決するには、夫婦できちんと話し合うことが大切。一度家事の内容を洗い出し、役割分担を確認してみよう。平日はなるべく早く仕事を切り上げる工夫が必要だが、どうしても難しい時は休日だけ妻と役割交代するのも一つの手だ。

そのほかの解決策としては、思い切って”時短家電”を買うのもオススメ。最新のキッチングッズや洗濯機など様々なアイテムを駆使すれば、忙しい夫婦でも時間を有効活用できるだろう。

共働きの家庭は疲れやストレスが溜まりやすいもの。どちらかに負担が偏らないようアイデアを出しながら、お互いに”納得できる”家事分担を目指そう。


DATA

市場調査メディア「ホノテ」by Macromill

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