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基礎知識

親子で音楽を使って頭の体操をしてみよう!

繰り返し歌って話して、音楽に合わせて親子で楽しく脳のトレーニングをしよう!

How To…TRAIN THE BRAIN
子供に頭の体操を

子供の脳を日頃からトレーニングしておくことは、脳の発育にダイレクトに影響を与える。

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1.歌ってみる

ジムでの反復練習と同じで、” 繰り返して歌う“ということは、子供にとって、「次に何がくるか」という予測や規則性、構成などを学べる絶好のお遊びだ。

あなたが、キング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』でも歌わない限り、歌はおチビさんを安らかな気持ちにもしてくれるだろう。

2.距離に気をつける

幼児の視力は、生後約8ヶ月にもなれば、成人のそれとほとんど変わらないが、それまでは比較的近くにあるものしか見ることができない。

したがって、子供を刺激しようと玩具やカラフルなイラストなどを見せるときは、子供を20cmから30cmほどの場所におこう。このくらいがベビーの視界に入る最適な距離なのだ。

3.よい音楽を選ぶ

やる気を持続させるために音楽を聞きながらトライするトレーニングはいつでも気持ちがいいものだが、もちろん幼児も音楽には反応する。特にモーツァルトは、成長後に数学に使われるときと同じ脳の神経細胞を刺激することがわかっている。



4.やりすぎは禁物

筋トレをやりすぎると、何日も足をひきずって歩く羽目になることがあるが、子供の脳のトレーニングも、やりすぎると感覚に過負荷をかけ、イライラや極端な落ち着きのなさを招くことになる。

刺激の与えすぎは、刺激が少ないのと同じくらいよくないことがあるのだ。したがって、やりすぎは禁物。何ごとも、ほどほどが大事と心得よう。
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5.トレーニングはバラエティ豊かに

生まれて最初の2、3年で、子供の脳は神経配線を形成しはじめ、脳の活動が、発育をうながすシナプスと呼ばれる小さな電気的接合部をつくりだす。つくり出されるシナプスの量は、子供が受ける刺激の量に直接関係しており、子供が経験をつめばつむほど脳はより多くの刺激を受ける。

したがって、視覚と聴覚を刺激することばかりに集中していてはいけない。さまざまな温度や触感、においも体験させよう。

6.手持ちの道具を使う

トレーニングに使う道具は、なにも高価である必要はない。子猫や子犬のように、子供は教育用の特殊な玩具と同じくらい、シンプルな日常の家庭用品で喜ぶことがある。

例えば、奇妙な形をしたキッチン用品やキラキラするアルミホイル、エアキャップをプチプチとつぶす音など……。ピカピカしたおもしろそうな身の回りのモノで子供の注意を引いて脳を刺激しよう。

7.話しかける

子供にとって一番のトレーニング・ツールは、ずばりアナタだ! 親の声は子供の脳の言語機能の発達をうながす。

実際に、ある調査では、子供にあまり話しかけない場合と比べて、頻繁に話しかけた場合は2歳になるまでに語彙を300個にまで増やすことができると報告されている。

また感情をこめた高い声で話しかけることも、脳を刺激して、言語能力の早期向上につながるとも言われている。



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