帰省のトラブルにご用心!
2014/12/02
年末年始に夫婦それぞれの実家に帰省するという家庭は多いだろう。しかし、帰省中はトラブルも増える。帰省中だけでもそれぞれの両親の力を借りて、少しはのんびりできるかなと思いきや、帰省中の実家にも、いや帰省中の実家にこそ、夫婦喧嘩の火種は転がっている。
普段の違和感が帰省先では増幅する
年末年始に夫婦それぞれの実家に帰省するという家庭は多いだろう。しかし、帰省中はトラブルも増える。
子供ができたばかりで、ただでさえ慌ただしい日々。夫婦ともにストレスがたまり、小競り合いも絶えない。帰省中だけでも、それぞれの両親の力を借りて、少しはのんびりできるかなと思いきや、帰省中の実家にも、いや、帰省中の実家にこそ、夫婦喧嘩の火種は転がっているのである。
結婚するまではお互いの嫌なところは見えない。「一緒にいてこんな心地がいい人はいない」とお互いに思う。しかし結婚生活を始めてほどなくすると、次第に「あれ?」ってことが増えてくる。
脱いだものを置く場所だったり、食事の後のお皿を片付けるタイミングだったり。もっと些細なことをあげれば、たとえば冷蔵庫の中のソースをしまう場所だったり、洗濯物の干し方だったりが違うのも気になる。もちろんお互いに悪気はない。単なる習慣の違い。いわばカルチャーショックだ。小さなカルチャーショックの積み重ねがときに小爆発につながる。新婚時代によくある小競り合いである。
そして習慣の違いの原因は、ほとんどの場合、お互いの実家にある。そこで育まれた家庭文化の違いが、お互いの違和感になっているのだ。つまり、帰省でお互いの実家に行けば、違和感はさらに強くなる。まるで異文化。文化の違いは生活様式だけでなく、仕事や家庭に関する考え方などの信条的なことにもおよぶ。
そう、同じ日本人同士で結婚したとしても、結婚というものはそもそも異文化が交わるということ。国際結婚みたいなものなのだ。そのことに気づかないと、帰省中、違和感だらけのストレスにさいなまれることになる。家庭文化の違いが原因で、お互いの両親に対して嫌悪感を覚えてしまうこともある。