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幼児座席の落下事故も!? 安全な自転車を選ぶコツ

もはや育児の必需品とも言える、子供乗せ自転車。ところが最近、製品の不備やメンテナンス不足による事故が頻発しているという。事故を防ぐために気をつけるべきことや、安全性の高い自転車選びのポイントとは?

快適な子供乗せ自転車
場合によっては危険も……!?

保育園の送り迎えの必需品であり、子供とのちょっとしたお出かけや、買い物へ行く時にも、あると嬉しい子供乗せ自転車。育児アイテムとしてすでに使用していたり、購入を検討している家庭も多いだろう。

しかし便利な反面、安全性の高いものを選ばなければ、思わぬ事故に見舞われてしまうリスクもゼロではない。最近は、親ではなく子供がけがを負う事故が頻発しているという。

子供乗せ自転車を使う際に、気をつけなければならないことは何だろうか? 自転車の購入やメンテンナンス時にチェックすべきポイントは? 親子の安全を守るためのアドバイスをご紹介。

幼児座席の落下事故が頻発
安全な自転車を選ぶには?

■自転車事故の発生件数は?
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE/ナイト)によると、2012年度から2016年度までの5年間に通知された製品事故情報※1では、自転車※2の事故は348件※3。そのうち、重傷を負ったケースは268件(77%)と、大多数を占めていたという。

※1 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
※2 自転車には自転車用幼児座席を含む。
※3 重複、対象外情報を覗いた事故発生件数。

また、子供乗せ自転車の幼児座席が落下して負傷する事故が頻発しており、子供が打撲する事故もあったそう。

■幼児2人を乗せる場合はBAAマーク必須!
このような製品欠陥・不備による事故を防ぐためには、安全基準を満たした自転車選びが何より重要だ。

自転車の安全利用促進委員会メンバーで自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏は、「幼児を2人同時に乗せる場合は、幼児2人同乗基準適合車と『BAAマーク』がついていることが必須」だとアドバイスする。

『BAAマーク』とは、90項目以上の厳しい検査を通過した自転車に貼られる紋章のこと。安全性の高い製品であることを示す証であるため、自転車購入の際にぜひチェックしておきたいポイントだ。

そのほか、幼児座席がきちんと取り付けられているか乗せる前にチェックするなどの日頃のメンテナンス、子供を乗せたまま目を離さないといったリスク回避も重要だ。

突然の事故は、起こってからでは遅い。安全に対する意識を常に持ちながら、子供と一緒に自転車ライフを楽しもう。

DATA

自転車の安全利用促進委員会

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