時事・コラム

「日本一のイクボス」ってどんな人?

顧問を務める厚生労働省イクメンプロジェクトの啓発事業「イクボスアワード2015」が発表された。グランプリの一人、関東のある流通業の店長はこんなボスです。

2015.10.29up

私が顧問を務める厚生労働省イクメンプロジェクトの啓発事業「イクボスアワード2015」が先日、発表になりました。

今年で2年目のアワードですが、60社を超える会社(事業所)から「わが社のイクボスはこの人!」と応募がありました。今年はレベルが高く、審査員を悩ませる素晴らしいイクボスたちが勢揃いしました!

グランプリの一人、関東のある流通業の店長はこんなボスです。

◆全ての業務について「何を、いつまでに 」を明確にしたうえで、部下に任せるマネジメントを実践するなど、部下の主体的な頑張りを引き出す
◆復職の不安解消と期待の表明を目的とした育休復職者との面談や、短時間勤務者も参加できる会議の時間設定など、部下の状況に配慮してきめ細やかに対応
◆自らの残業しない姿勢を見せることが風土づくりにつながるとして、定時退社を実践
◆男性の育児休業取得を全社的に推進(H26年度は54%!)

また、あるIT企業のWEBサービス事業部長はこんなボスです。

◆短時間勤務社員や在宅勤務社員を積極的に部内に受け入れ、当該社員だけでなく部全体に効率的な働き方を浸透
◆育児中の社員が多く在籍することが競争力の源泉であるととらえ、働きながら子育てを行う視点から新たなスマホアプリを提供するなど、成果をあげている
◆部下から2名の女性管理職登用を実現。両立支援に理解のある管理職の育成を常に行いイクボスの連鎖を創出
◆自らが育児短時間勤務制度を活用し積極的に子育てを行うとともに、地方在住の親を東京に呼び寄せる形で介護も開始し、「育児」「介護」と仕事の両立を実践

これらが選考理由です。いかがでしょうか? あなたの職場にこんなボスはいますか?

改めて「イクボス」の定義は、「職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のこと」です。
先に紹介した管理職の方々はまさにこの定義のごとく、人を大事にしながら働き方の改革を行い、自分含めすべての社員にとって働きやすい職場を作らんと日々努力しているイクボスです。

彼らは、「ワークライフコンフリクトの状態にある社員は仕事に意欲的に取り組めなくなること」が判っているので、部下のライフ(子育てや介護その他事情)を尊重し会社がそれを支えることが社員のモチベーションを高め、結局それが企業の収益にも繋がることが分かっているのです。

 

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