警告!夏の冷房環境で最大7倍汚染されている室内 子供を守るには?
2018/07/11
リアル検証 その①
何分でお香の煙を浄化するのか!?
風が心地良い。これまでの扇風機やサーキュレーターと違って「プロペラ」が無いことは、やはり子供のいる家庭において、安全面での大きなメリットだ。すっとしたタワー型のフォルムは窮屈さや圧迫感がなく、スマート。最初大きいなと感じたのに、いざ置いてみると、不思議と邪魔な感じはしない。
縦に長く直線的な風を出し、首振りモードは45°~最大なんと350°まで、4段階の調節が可能。この可動域が正直かなりすごい。部屋の中央に置いて、ほぼ1周といえる350°回転させれば、梅雨時期や雨の日の部屋干しでも、大きく部屋の中の空気を動かすことができる。
一カ所に溜まりがちなエアコンの風を部屋中に分散させることができるので、皮膚機能や体温調節機能が未熟な赤ちゃんの身体の負担も、減らせる。そういえば娘が0歳の時、妻は、エアコンの風が子供に直接当たることを神経質なほど気にしていたっけ……。
扇風機としての機能はわかった。
では、空気清浄機能はどうだろうか?
うちには喫煙者がいないので、タバコではなくお香で実験してみる。
煙が見えるように、部屋を暗くして撮影。
煙が上がってすぐに、風を吸い込む音が大きくなり、アプリのモニターも反応。
【稼働直後の空気環境】
PM10の値が最大に。VOCは揮発性有機化合物(有害となりうるニオイのことで、薬品・塗料・新しい家具などから発生する)。NO2は二酸化窒素および他の酸化ガス(燃焼によって放出されるガスで、有害な場合がある。調理時のガスや自動車の排気ガスなど)を示している。煙を表すPM2.5は、右上(画像では213と表示)に表示されている。
さて、お手並み拝見。どのくらいの時間で、正常値にもっていけるのか?
僅か7分後、まだお香の煙が出続けているにも関わらず、モニターの色が変わった。
【稼働7分後の空気状況】
PM10の値が下がっている。PM2.5の値も213から52μg/㎥へと急降下。
さらに7分後、正常値の範囲内に。
【稼働14分後の空気状況】
すぐ近くにいても、お香のニオイは全くと言っていいほど感じられず、驚いた。こりゃあ、実家の蚊取り線香の効き目も台無しだ。
ダイソンによると、「検知・清浄・循環」の3つが連動して、はじめて部屋全体の空気を徹底的にきれいにできるという。試験室だけでなく、実際の住宅環境で効果を発揮するよう、徹底的にテストされているというが、なるほど確かに、清浄された空気だけが送り出されていた。