野菜嫌いは12歳までに決まる? 話題のベジトレとは
2018/06/15
子供の野菜嫌いを克服できる!?
話題のベジトレとは
今回、忙しいお母さんでも実践できるベジトレを5つのポイントにまとめた。
ベジトレ5つのポイント
POINT 1
お買い物で子供に野菜を選ばせる
子供に“選ぶ”という主体性のある行動をしてもらうことがポイント。自分で選んだ野菜なら子供もチャレンジしやすい。「パパが自分の選んだ野菜をおいしいって言ってくれた!」など、野菜にまつわるポジティブな経験を積ませてあげよう。
POINT 2
野菜の料理のお手伝いで素材に触れさせる
お手伝いをすればごはんを作る手間や大変さが理解でき、食べることの大切さを感じることができる。3歳くらいからレタスをちぎる、ミニトマトのヘタを取るなどから始め、切る作業はプレ包丁やテーブルナイフで4歳くらいから、小学校1年生くらいから子供包丁にて作業が可能に。炒める作業は小学校3年生くらいからやらせてみよう。
POINT 3
子供の自尊心をくすぐる声かけ
自尊心をくすぐる声かけは、子供のモチベーションをアップさせる。具体的には、野菜を食べられたら、その場にいない人に報告させる(例:「全部食べられたらパパに自慢しよう!」)や、子供の知らないところで褒めていたのをこっそり伝える(例:「昨日ニンジン食べられたのすごいっておばあちゃんが言ってたよ」)など。
POINT 4
間食や捕食に野菜ジュースや野菜を使ったおやつを活用
「口に入れた」という実感を持たせるためのファーストステップとして、野菜ジュースや野菜を使ったおやつは有効。野菜が入っているのに食べられたという成功体験をすることが、子供の自信につながる。
POINT 5
野菜ジュースやトマトジュースを使ったおかずで野菜味へのハードルを下げる
カレーの調理などで水を使うところを、野菜ジュースに置き換えるなどの裏技も効果的。ポイントは「この料理には野菜ジュースが入っていたんだよ」ときちんと子供に教えること。子ども自身に「この料理には野菜ジュースが入っていて、自分の口に入った」ということを理解させることが成功体験へとつながり、野菜嫌い克服の第一歩になる。
子供の野菜嫌いの9割は、思い込みによるものだと浜田先生は話す。野菜に対してポジティブな意識を持たせることを意識してみよう!
プロフィール
栄養士・料理研究家・食コンサルタント
浜田陽子(はまだ・ようこ)
「食育」「乳幼児栄養」「妊産婦栄養」「ダイエット」「生活習慣病」などを専門分野とし“心と体に美味しいレシピ”を提案している。学校や幼稚園でのボランティア活動、セミナーや講演会にも力を入れており、大学にて栄養学の講師も務める。プライベートでは2人の子どもを持つ母親。「子どもと一緒に楽しく料理をつくれる魔法の声かけクッキング」(主婦の友社)をはじめ、著書も多数。