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インタビュー

“だいすけおにいさん”が映画『リメンバー・ミー』で父親役に挑戦!

歴代最長“うたのおにいさん”の横山だいすけさんが、ディズニー・ピクサー最新作で父親役に挑戦! 3/16(金)公開の映画『リメンバー・ミー』について聞いた。

母が芸術に触れる機会を
作ってくれていた

「音楽の道で生きて行きたい!」と高校生の息子に宣言されたら、あなたはどうするだろうか?

正直なところ、まずは大学に進学すれば、職の選択肢も増えるし、好きな音楽も続けられるなどと、堅実な道を示したくなる。2017年までNHKの〝うたのおにいさん〞として歴代最長となる9年を過ごし、俳優や歌手として活躍している横山だいすけさんも、そうした経験をしながらも夢を叶えた。

「幼いころは、いつだって歌っていました。音楽教室に通ったり、クラシック音楽を聴く、といった大それたことはしていません。湧き上がってくるメロディーを本能のままに口ずさんでいたんです。本当に歌が好きなんでしょうね(笑)。

そんな僕の〝大好き〞を最初に気付いて、伸ばしてくれたのは母でした。絵本を読んでくれたり、色々な音楽に触れさせてくれました。日常生活のなかで自然と芸術に触れる機会を作ってくれていたのです」。

子供に音楽の素晴らしさを!
音楽大学を目指した高校時代

両親の愛に包まれて成長していった横山さんだが、大きな転機は高校時代に訪れた。子供に音楽の素晴らしさを伝える仕事として、〝うたのおにいさん〞になるという夢を見つけ、そして両親に音楽大学への進学希望を伝えたのだ。

「父は普通のサラリーマンという一般家庭ですから、それは大変でした。音大は普通科の大学と比べてお金がかかります。僕には妹と弟がいます。僕が夢を追い求めることで、彼らの将来の選択肢を狭めてしまう可能性があることも、両親から伝えられました。

頭ごなしに否定されることはありませんでしたが、『教員だって、子供に音楽の楽しさを伝えることができるよ』というように、別の道も勧められました。それでも諦められず、両親を説得して音楽大学に進学したのです。

それからと言うもの、父は我が家の大黒柱であり続け、いつも温かく励ましてくれました。母は学費のために仕事を掛け持ちして、家計を支えてくれました。

もちろん僕自身も教科書を買い揃えるためアルバイトをしました。だから僕が夢を掴むことができたのは、家族のお陰。今でも心から感謝しています」。

親が子を想う気持ちは
いつの時代でも変わらない

夢を諦めなかった横山さんと、それを支えた温かい家族。そんな横山ファミリーにも似た、1人の少年と家族の愛の物語が、3月16日(金)に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』だ。

“歌が繋ぐ家族の絆”をテーマに描かれ、横山さんは、ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲルの父親役の声優として出演している。

「僕自身は家族の協力を得て音楽の道を進めたのですが、ミゲルの父は全く逆。『音楽は駄目だ、ミゲル!』ですからね……正直、息子から音楽を取り上げるセリフは難しかったです(苦笑)。簡単そうに思える短い台詞の一つ一つにも、悩むことがありました。

そこで気付いたのは、父親が子供を想う気持ちはいつの時代でも、どんな時でも変わらない、ということ。『音楽は駄目だ!』という否定的な台詞にだって、愛が込められていなければいけない。

制作スタッフの皆さんと試行錯誤しながら、僕なりに父親の愛を表現しました。作品を観て、それを感じ取って貰えたら嬉しいですね。

『リメンバー・ミー』は、家族の愛と音楽が大きな主題とされています。それが僕自身の生い立ちに近いですから……感情を揺さぶられる運命的な作品になりました」。

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