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インタビュー

“だいすけおにいさん”が映画『リメンバー・ミー』で父親役に挑戦!

楽しませないで一緒に楽しむ
それで皆が笑顔になる!

伝説的な“うたのおにいさん”の横山さんに、どうしても聞いてみたくなるのが、『子供を喜ばせる方法』だ。

「子供が喜ぶ鉄板ネタですか? それはもちろん『自分自身が楽しむこと』です。僕も“うたのおにいさん”として、同じ悩みを常に抱いていました。

初めのうちは、『子供を楽しませたいのに……』『どうやれば良いんだろう……』と悩んでばかりでした。そんな時、幼い頃に母が楽しそうに絵本を読んでくれたこと、一緒に音楽を楽しんでくれたことを思い出しました。そう、子供を楽しませるのではなく、自分も一緒に楽しむことが大事だったんですね。

子供には本質をつかむ力があるんでしょう。僕が一緒に楽しむようになったら、途端に子供達がパッと笑顔をくれるようになりました。それからは収録もステージも、楽しいことばかりでしたね。意外かも知れませんが、ステージの上からは観客の方の様子が良く分かるのです。

この家族いいな、って思うのは、お子さんとお母さんだけでなく、お父さんが一緒に楽しんでいる姿を見つけた時ですね。お父さんは普通『おかあさんといっしょ』を見ていないから、歌詞が分からない方が多いと思うのです。休日くらいゆっくり休んでいたい、と思うのも分かります。

だからこそ、歌詞が分からなくても、お子さんと一緒に手を叩いたり、身体を揺らしたり、楽しそうに過ごしてくれるお父さんを見つけると、素敵だなと思いましたね。子供に音楽の素晴らしさを伝えたい、と始めた〝うたのおにいさん〞ですが、僕が元気を貰っていたんですよね」。

子供の才能を伸ばすのは家族
笑顔で温かくサポートを

歌という才能を開花させ、活躍する横山さん。子供の才能の伸ばし方について聞くと、

「『リメンバー・ミー』のミゲル、それに僕もそうでしたが、子供の可能性というのは文字通り無限大なんです。普通のサラリーマン家庭から、僕はここまで育てて貰った。

自分の経験から、可能性を育てるのは家族の笑顔だと思います。最近は、英語に勉強、それにスポーツと、あらゆる分野で幼児教育が話題になっていますよね。

親の希望で何かを低年齢児のうちからやらせるのではなく、子供が好きなこと、得意なことを見付ける手助けをしてあげる、というスタンスが良いのかな、と思いますね。

子供の『やりたい!』『上手になりたい!』という気持ちを笑顔で応援してあげる。それを誰よりもしてあげられるのは家族です。そんな温かい家族が増えたら良いですね」。

PROFILE

横山だいすけ

1983年、千葉県生まれ。国立音楽大学音楽学部声楽学科を卒業後、劇団四季に入団し「ライオンキング」等の舞台に出演。2008年からは、子供の頃からの夢だった「おかあさんといっしょ」の“うたのおにいさん”を、歴代最長となる9年間務めた。現在は、TV、CM、ラジオ、コンサートなど多岐にわたって活躍中。
4月14日・15日、大阪城ホールにて「横山だいすけファミリーライブ2018 in大阪城ホール」を開催。

『リメンバー・ミー』
同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』
3月16日(金) 全国公開

映画『リメンバー・ミー』
主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。しかし、厳格な《家族の掟》によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた…。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった!
そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!

監督:リー・アンクリッチ
製作総指揮:ジョン・ラセター
日本語吹き替えキャスト:石橋陽彩、藤木直人、松雪泰子、横山だいすけ、渡辺直美 ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:『リメンバー・ミー』公式サイト

© 2018 Disney. All Rights Reserved.


Photo » SATOSHI KANEKO
Text » REGGY KAWASHIMA
Styling » CHISATO YOSHIOKA
Hair&Make » CHINAMI ANDO

FQ JAPAN DIGEST VOL.44(2018年春号)より転載

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