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基礎知識

子供のアレルギー症状悪化を防ぐ12のアドバイス

給食への対応

7. 幼稚園・保育園はアレルギー給食対応してくれる?

未就学児の食物アレルギー有病率は5~10%と言われています。そのため、保育園や幼稚園ではアレルギー対応をしているところも多いものです。しかし、この給食アレルギー対応に必要なのが、毎月の原材料チェック。子供と一緒に原材料の確認をすることも、子供自身が食物アレルギーを学ぶ機会になりますよ。

8. 子供は自分の食物アレルギーをどう思ってる?

大きくなるにつれ、子供は自分の食物アレルギーを認識し、周りと違うことが分かってきます。しかし、実は子供のほうが純粋に「違うこと」を認め合っているようです。
私の場合、保育園で娘と一緒に給食を食べた際、娘の友達が「〇〇ちゃん(娘の名前)はアレルギー食なんだよ!」と言われてハッとしましたが、子供は自分が周りと違うことをなんとも思っていないようで安心しました。

9. 小学校は給食でアレルギー対応してくれる?

小学校に入った途端、給食のアレルギー対応は大きく後退。給食の調理環境や学校方針によっても対応方法は千差万別で、交渉してもどうしようもないこともあるのが現実です。

 

情報収集

10. 我が子が食物アレルギーと診断されたら?

不安とストレスでいっぱいになるママを支えられるのは父親。特に診断された日からの情報収集が重要です。この初期の情報収集を一緒に行うかどうかが、食物アレルギーへの知識差やその後の関わり度合いに影響するようです。

11. 原材料表示を理解するには?

原材料表示を“読み解く”ことが、食物アレルギーと生活していくうえで基本中の基本。少々専門家向けの情報ですが、消費者庁のWEBサイトでは、原材料の表示方法などが1つ1つ丁寧に紹介されています。

12. インターネットの情報は信じていいの?

食物アレルギーの治療方法や対応飲食店など日々情報が蓄積され便利になる一方で、日付のない記事や昔の治療方法、希望的観測に溢れた情報も。紹介されている情報は正しいのか、しっかり見極めましょう。

 

監修

今村慎太郎 SHINTAROU IMAMURA

NPO法人アレルギーっこパパの会理事長。7歳の娘と4歳の息子がいるパパ。長女が生後半年の時に食物アレルギーと診断される。外食企業への対応支援や外食業界専門誌での連載のほかイベントも開催。


FQ JAPAN VOL.42(2017年春号)より転載

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