トイレトレーニングは、男の子と女の子で進め方に違いはあるの?
2016/03/16
1日集中トイレトレーニングQ&A
Q 男の子と女の子で進め方の違いは?
A 女の子は紙で拭くことを教える以外に進め方の違いなし
女の子はトイレトレーニングの間におしっこの後紙で拭く必要があることを教える必要がある。男の子の場合、最初から立ってさせるか、座ってさせるかの選択は、パパの好み・子供の希望でOK。立ってする場合、便器に届かないことがあるので踏み台を用意しよう。
Q ご褒美としてシールをあげてもよい?
A シールをもらうことが目的になりやすいので×
トイレトレーニング中にお菓子や飲み物のご褒美をあげることは、やる気を高めるだけでなく、水分を取ることでトイレを促しやすくなるので、成功する確率が高くなる。しかし、シールの場合はそのような効果が期待できず、トイレに行く目的がシールをもらうためになってしまう可能性がある。
Q トイレトレーニングができる年齢の目安は?
A 上手に歩けて、大人の言うことを理解できる1歳半ごろから
トイレトレーニングを始めるためには、部屋から部屋へ歩いて移動できること、便器にまたがるといった身体能力があること、大人の言うことを理解して、指示通りに動けることが大切。そのため、早くても1歳6ヶ月ごろからが始めどきといえる。
Q 1日でできなかった場合、どうすればいい?
A 1日でできなくても1週間くらいでできることも
1日でできなくても、パパや子供のやる気があり、続けたいという気持ちがあれば、やがて必ずオムツを外す日はくるだろう。トイレトレーニング講座受講者の中にも、1日は無理でも1週間程度でオムツを卒業したケースがもある。ただし、やる気がないようなら一度中断してから再開しよう。
Q うんちや夜のトイレトレーニングはどうすればいい?
A 子供自身がしたいと思ったときにスタートしよう
おしっこのトイレトレーニングが成功しても、足が床につかずトイレで力めない、身体の機能が整っておらず朝までおしっこを溜めることができないなどの理由で、うんちや夜のトレーニングはまだ早い場合も多い。子供自身が「トイレでする」、「パンツで寝る」ということを理解してから始めても。
Q 1回のおしっこの量や間隔がわからない…
A 紙オムツの線が出たときに交換して量や間隔を確認
始める目安として、パパやママが子供のおしっこの量や間隔を理解していることが大切。紙オムツの中にはおしっこが出ると、中心に線が出てくるタイプもある。それを使っておしっこを1回するごとにオムツを交換していけば、一度に出るおしっこの量や間隔が簡単にわかる。
Q おまると補助便座どっちがいい?
A 家庭の状況でどちらでもOK。安定して座れるものを用意
「トイレが暗くて怖がるなら、おまる」というように、状況に応じてどちらを使用してもOK。ただし、前にバーなどがついているものは、バランスを崩しやすいのでNGだ。おまるをまたぐ時は、横にバーがついているものや踏み台を利用しよう。
PROFILE
トイレトレーニングアドバイザー
珠里友子(たまり ゆうこ)先生
15才の長男を筆頭に、次男、双子の三男と四男、長女の5人の母。家族で臨んだ長女のトイレトレーニングはわずか1時間半で成功。トイレトレーニングは楽しいもの、親子のいい思い出になるという実体験をもとに、1日でできるトイレトレーニング法を講座や講演などで伝えている。
日本コミュニケーション育児協会
Illustration » YOKO SUMI
Text » RIE SUGITA
FQ JAPAN VOL.34(2015年春号)より転載
1日わずか数時間!? オムツがはずれるトイレトレーニング
・1日集中トイレトレーニング【プロローグ】
・1日集中トイレトレーニング【準備編】
・1日集中トイレトレーニング【実践編】
・1日集中トイレトレーニング【応用編】