1日集中トイレトレーニング【実践編】
2024/06/01
子供がチャレンジ!
① パンツが乾いていたらご褒美
トレーニング中はできるだけおしっこをする機会を増やすために、水分をいつもより多めに飲ませる。ご褒美は「パンツがサラサラで偉いね」「おまるに座れてすごい」などと、必ず何かをほめてから与えること。
飲み物の種類が1種類だと子供は飽きてしまいがち。子供が気に入っているものを数種類用意しておこう。
② 促して便器に座らせる
「次は○○ちゃんが行こうね」とトイレへ誘う。最初は15分間隔で促しておまるに座らせよう。手順がスムーズにできるようになってきたら間隔を延ばしていく。
落ち着きなくソワソワする、顔がこわばるなど、尿意を感じているようなサインを子供からキャッチしたら、時間にこだわらずすぐ便器へ行こう。
③ 出るまで座らせる
最初の数回は10分くらい座らせてみる。一度でも便器でおしっこができたら、次からは座らせておく時間を5分以内に短縮する。
座っている時間はできるだけ子供自身に決めさせよう。座るのを嫌がったら無理強いせず、短時間で切り上げてOK。数秒でも座れたら必ず褒めよう。
④ おしっこが出たらご褒美をあげる
子供が便器におしっこをし始めたら、すぐに褒めよう。おしっこの後は、ご褒美のお菓子や飲み物をあげよう。
⑤ パンツを上げて、後始末をさせる
パンツを自分で上げさせ、おまるの場合はボウルを外してトイレの便器へ、補助便座の場合はバーを下しておしっこを流す。
パンツの上げ下ろしがしやすいように、いつもより大きめのサイズのズボンを履かせよう。上げ下ろしはパンツの前後をそれぞれの手で掴んで行うよう指示すると簡単にできる。
⑥ ①~⑤を繰り返す
①~⑤を何度も繰り返して、成功率をあげていく。女の子の場合、④の後、トイレットペーパーで拭くことを教えるのを忘れずに。
PROFILE
トイレトレーニングアドバイザー
珠里友子(たまり ゆうこ)先生
15才の長男を筆頭に、次男、双子の三男と四男、長女の5人の母。家族で臨んだ長女のトイレトレーニングはわずか1時間半で成功。トイレトレーニングは楽しいもの、親子のいい思い出になるという実体験をもとに、1日でできるトイレトレーニング法を講座や講演などで伝えている。
日本コミュニケーション育児協会
Illustration » YOKO SUMI
Text » RIE SUGITA
FQ JAPAN VOL.34(2015年春号)より転載
1日わずか数時間!? オムツがはずれるトイレトレーニング
・1日数時間で!? おむつがはずれるトイレトレーニング
・1日集中トイレトレーニング【準備編】
・1日集中トイレトレーニング【実践編】
・1日集中トイレトレーニング【応用編】
※2016年に公開した記事の更新版です