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母乳派? それともボトル派?

妥協点

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母乳を搾乳するという選択肢もある。栄養面のメリットはそのままに、仕事へ復帰する予定があったり、すでに復職している母親にぴったりな選択だ。消毒された哺乳瓶に搾乳器を使って母乳をいれておくと、冷蔵庫なら4日間、冷凍庫なら6ヶ月間まで保存が可能となる。これにより、赤ちゃんのごはんタイムで、パパも大活躍できるのだ。

搾乳器には、手動のものと電動のものがあり、自分にあった種類を選択するのはなかなか難しいことだ。
自分の手で乳房を刺激し母乳を出す方が落ち着くという女性は少なくないが、電動の搾乳器を使えば、より速く、そして簡単に母乳を集められる。しかし、1日にどれだけの時間を搾乳にかけられるのか、またどれくらいの頻度で搾乳をするのかで、選ぶ搾乳器の種類も変わってくる。もしあなたが仕事でいっぱいいっぱいで、締め切りに追われているような生活を送っているのであれば、電動搾乳器はパワフルなものがいいだろう。両胸合わせて15分ほどで完了するものをオススメする。生活にゆとりがあったり、時々搾乳をする程度であれば、手動のものが向いているだろう。

完全自動の搾乳器は、慣れるまで違和感があるかもしれないが、それも次第に慣れていくだろう。またハンズフリーの搾乳ブラを選択するのも賢い選択かもしれない。両手があくので、搾乳中に、最新の本を読んだり、オンラインショッピングをしたり、仕事を終わらせたり、もしくは友達と電話で話したりもできるのだ。何にせよ、電動であろうと、手動であろうと、搾乳器使用で一番大事なことは、リラックスできるかどうかなのだ。高い生産性につながる上に、赤ちゃんがおっぱいを吸うときに起こる特有の痛みを感じる必要もなくなるのである。

パパにができる手助けとは

赤ちゃんへの母乳は、慣れるまでに相当の練習を必要とする。そこで、あなたのパートナーには、多くの励ましや元気づけの言葉をかけるべきだろう。生まれてから最初の数日間で行われる、母乳による授乳は、「初乳」(初めてのミルク)と呼ばれる。「初乳」は、脂肪分が低く、炭水化物や抗毒素、プロテインを多く含み、非常に消化がしやいものだ。赤ちゃんが必要なビタミンやミネラルなども豊富に含んでおり、このような栄養分たっぷりの母乳を、生まれて間もない赤ちゃんにあげるということは「完璧」な選択といえるだろう。

最初の6週間で母乳育児をやめてしまう女性がいるが、10人のうち9人が、予定していた時期よりも前に辞めてしまっているという。主な原因はサポートと情報の欠如で、父親の態度も大きく関係している。「母乳で子供を育てることができない」という理由で母乳をあげられない女性も存在しているが、実際に身体的な問題で母乳を出せない女性は、全体の3%にも満たないという。

また、赤ちゃんの吸い付きによる乳首の痛みについて、男性は理解する必要がある。これは実際には1週間から10日間ほど続くもので、パートナーの気が参ってしまわないように、フォローが必須だ。男性は赤ちゃんにおっぱいをあげることはできない。しかし、授乳のコツについて調べたり、搾乳器を使っている場合には、説明書を読んで、使用法をパートナーに教えてあげるなど、協力する方法はいくらでもある。授乳がうまく行かず、パートナーが落ち込んでいる時には、「もう一回! 頑張ってみようよ!」と声をかけてみよう。それだけでも、十分パパとしての役割を果たしているといえる。

「哺乳瓶」か「母乳授乳」かの選択は、快適さや医学的な理由、もしくは自分のライフスタイルに関係してくる他の様々な事項によって決められる。科学的な根拠や先輩ママの意見など、様々情報に振り回されることもあるかもしれない。しかし、パパとママ、両方が快適で幸せになれ、またそれぞれがそれぞれの役割を果たせる方法こそが、「究極の選択」といえるだろう。

 

TEXT: Sam Skelding
TRANSLATOR: Ellie Yamashita
2014.4.29UP(FQ UK)
2015.1.22UP(FQ JAPAN)

#1 パパの本当の役割、そばにいることの大切さ
#2 生まれたての赤ちゃんと過ごす最初の7日間
#3 “おはなし”の話

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