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ペアレンティングアワードの結果で振り返る、2014年育児業界注目の凄いモノ、凄いコト、凄いパパ&ママ!

「ペアレンティングアワード2014」の受賞結果をレポートするが、モノ部門で受賞した2014年の20項目のラインナップはとにかくすごかった。機能性や利便性が驚くほど進化し、世の中のパパママたちの育児ストレスを大きく軽減しているアイテムが揃って受賞した。

ヒト部門では、最低得点が0点の安藤美姫さんから
100点満点の魔娑斗さんまで

12月14日(木)、今年もっとも注目を集めた「ヒト・モノ・コト」を表彰する「ペアレンティングアワード2014」の授賞式が行なわれ、「ヒト部門」5組、「モノ部門」20商品、「コト部門」4項目、総勢29のアワードが決定。受賞式にはテレビ局や新聞社各紙など50を超えるマスコミが取材に集まった。
ヒト部門では、それぞれ父親として母親としての点数をご自身でつけてもらい、最低得点はスポーツ部門で受賞した安藤美姫さん。母親としての自己評価はなんと「0点」だった。その理由については、以下で詳しく述べているので参照して欲しい。対する最高得点は、カップル部門で受賞した魔娑斗さんと矢沢心さん。矢沢さんは夫への点数を100点満点をつけ、夫婦の熱々ぶりを披露した。
コト部門では、まだ本格スタートがしていない新制度「子ども・子育て支援新制度すくすくジャパン!」の内閣府が受賞。育児中の働くパパママたちが待機児童解消への強い期待が込められた受賞だった。
ではさっそく「ヒト部門」に決定した5部門6人の方々の受賞コメントと育児スタイルから紹介していこう。

<ヒト部門>
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●ママ部門にタレントのスザンヌさん(28)
「まだまだダメダメママで、息子のほうが早起きしていることもあるんです(笑)。この賞に恥じない母親に成長していきたいです」と語るスザンヌさんは、現在、九州在住。仕事の時に東京へ出てくる“遠距離仕事”で、留守中に子供の面倒を見てくれる母親にいつも感謝の気持ちでいっぱいだという。「子供と一緒の時に気をつけていることは、いつも笑顔で向きあえるママであること。子供がママ、と呼びかけた時、すぐそばでこたえてあげられる母親でありたい。九州は自然も多く、いまのわたしたちの家族のスタイルに合っています」。

●パパ部門に俳優の滝藤賢一さん(38)
ドラマ「半沢直樹」で大ブレイクした滝藤さんは、2014年4月に念願の女児が誕生し、現在4人の子供の父親。「オモチャを一緒に片づける時、箱にポイッと投げたりすると子供に叱られます(笑)。いつも子供たちからたくさんのことを学んでいます」。家に帰ったらあらためて家族と一緒に、もう一度授賞式をやるという。「僕なんかより、妻のほうが何倍も頑張っているので、この受賞は妻があってこその賞ですね」。重宝している育児アイテムはベビーカー。「子供をベビーカーに乗せて散歩しながら、セリフの練習もします」。

●スポーツ部門に日本サッカー協会理事の北澤豪さん(46)
世界中の子供たちへの支援活動も行なう3児の父親。父親としてどうあるべきかを自分に問いかけ、常に模索し続けているという真摯な姿から、父親としての自己評価も高いと思いきや、「受賞の知らせをもらった時、妻に、あれ、辞退しないの? と言われるくらい、妻には良き父親としてまだ認められていないんです(笑)。もし自分に点数を付けるなら、30点」と謙遜する。「子供をよく観察して、子供の気持ちをちゃんとわかってあげられる父親でありたい。父親というのは、時に監督であり、コーチであり、サポーダーです。そして、共にプレーをする仲間でもあるんですよ」

●スポーツ部門にプロフィギュアスケーターの安藤美姫さん(26)
母親としての自分に点数をつけるなら「0点」だという安藤さん。理由は、将来、娘に点数をつけてもらいたいから。「出産の決意をした時、マイナス意見からプラス意見までいろいろありました。でも、母親になれたことを誇りに思っています。今まで自信が持てずにやってきましたが、この賞を受賞したことで、スケーターとしても母親としても、もっと自信を持って生きていける気がしています」。
子供との時間を少しでも増やすため、夜中の3時に起きて練習するという安藤さん。「子供が小さい時は、抱っこ紐でオンブしながらスクワットしていました(笑)」。

●カップル部門に元格闘家の魔娑斗さん(35)と矢沢心さん(33)夫妻
2007年に結婚し、不妊治療の末に6年目に長女が誕生し、2014年9月、第2子が誕生。数々の困難を乗り越える2人の姿が多くの方へ勇気を与えた。心さんは魔娑斗さんを「育児はもちろんのこと、ペットの世話から私の世話まで(笑)、本当によくやってくれる最高の夫です」と100点満点と高く評価し、「おじいちゃんおばあちゃんになっても、ずっと隣にいたい」と夫婦円満ぶりを見せつけた。
それを受けた魔娑斗さんも「子育てで自分のプライベートを子供のためにすべて削っている妻を見ていると、掃除・洗濯くらいは手伝おうと思うのは夫として当然です」と良き父親ぶりを披露した。

<コト部門>
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●イクボス
部下の育児参加に理解のある上司や経営者を増やそうというプロジェクト。「2014年3月から活動してきましたが、仕事におけるチームの労働生産性を上げて、早く帰宅して家に帰って子育てに専念できる環境がこれからもっと整っていくことを願います」(NPO法人ファザーリング・ジャパン 安藤哲也さん)。

●子ども・子育て支援新制度 すくすくジャパン!
2015年から本格スタートの内閣府による新制度で、待機児童解消が大いに期待される。「スタート前にこのような栄えある賞をいただき、国民の皆様の期待が込められていることを強く感じています」(内閣府参事官 長田浩志さん)。

●ベビーカーマーク
公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会が作成した、ベビーカーを利用しやすくするための統一マーク。「このマークを通じて、子育て世代への関心を高め、理解を深めることに貢献できれば幸いです」(宇都宮大学大学院工学研究科教授 大森宣暁さん)。

●スタイリッシュパパコンテスト
育児を楽しむスタイリッシュなパパを表彰するコンテスト。「いつも応募者が多数で選考に苦労するほどです。今年で5年目を迎えましたが、これからも20年、30年と続けていけたらいいと思います」(ベビービョルン アカウントエグゼクティブ 横溝彰吾さん)。

次ページでは、育児ストレスを大きく軽減する優秀アイテムが勢揃いした「モノ部門」をレポート!
パパとママの間で話題になったアイテムたち、全部知っていますか?

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