子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング

2014.09.17up
 

BBS0918

緊張などのマイナス感情を無理にプラス感情に変えようとしていないだろうか。それは大きなストレスと自己否定感を生み、子供の実力発揮を困難にする。子供が本来の実力を発揮するためのメンタルトレーニング法「OKライン®メソッド」を紹介しよう。

自己肯定感を持てる声がけ
「緊張するな」はNG!

例えば木登りや鉄棒。やはり子供には新しいことを恐れず果敢に挑戦してほしいと願う。
だが子供の反応はたいていその逆。コワがってやろうとしない。
こんな時、父親はどんな言葉をかけたらいいのだろう。
「リラックスしなさい」「心配だと思うと余計心配になるから、心配だと思わないように」などといった落ちつかせようとする言葉だろうか。

実はその声がけは逆効果だ。

「父親の役割は、子供が自己肯定感を持てるような声がけをしてあげること。親はつい緊張することは良くないことと捉えがちです。本番で力を発揮できない原因は緊張ではなく、緊張した時に〝緊張している自分はダメだ〞と感じる自己否定感なのです」。元サッカー選手で現在メンタルトレーナーの森川陽太郎さんは言う。

「大切なのは、緊張しているという感情を頭でしっかり子供に認識させること。それから、〝緊張することは悪いことじゃないんだよ、でも頑張って挑戦してみようか〞と実際の行動へと導く。感情と思考とのズレは、子供にとって大きなストレス。そのズレをなくせば、意外にすんなり行動できたりするもの。それが子供の自信になります」。
行動において、「自信」が作られるのは「意識」の9割以上を占める〝無意識〞の領域だという。

「自信はセルフイメージという言葉で言い換えることができます。セルフイメージが高いとより良いパフォーマンスを発揮しやすくなり、成功率も高くなります。そして自信の素となるのが過去の記憶。実際の出来事+感情の2つから成り立っていて、どんな結果であっても、プラスの感情を伴った体験を父親が子供と一緒に作っていくことで、簡単に失われない自信を構築していけます」。

では実際、子供にどんな声がけをしてあげるのがいいのだろうか。

「もし子供が鉄棒にちょっとでも触れることができたなら、〝すごいね、ちょっとコワかったけど鉄棒に触れたね〞あるいは、〝イヤだと思っていたのに鉄棒に一歩だけ近づけたね〞とできたことを褒めてあげること。その際、親自身が目標設定のライン(OKライン®)を下げることが重要です。どんなに小さなことでも褒めてください。イヤだけどほんのちょっとだけ近づけた、という子供の頑張った気持
ちをしっかり受け止め理解してあげれば、親子間に安心感と信頼感が生まれるのです」。

 

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