■パパヂカラ

「パタニティー・ブルー」をどう乗り越えるか!?

最近のパパのお悩み相談を聴いていると、かなり「ブルー」なものが多い。特に子育てに熱心で、育休を取るなど本格的に育児に向かう父親が憂鬱な気分になる「パタニティー・ブルー」が目立ってきた感がある。育休取得するイクメンは増えたものの、やればやっただけ悩むのは母親だけでなく父親も同じなのだ。「子供はかわいい。でも気が重い」。そんなパパが今増えている。

最近のパパのお悩み相談を聴いていると、かなり「ブルー」なものが多い。特に子育てに熱心で、育休を取るなど本格的に育児に向かう父親が憂鬱な気分になる「パタニティー・ブルー」が目立ってきた感がある。育休取得するイクメンは増えたものの、やればやっただけ悩むのは母親だけでなく父親も同じなのだ。「子供はかわいい。でも気が重い」。そんなパパが今増えている。

パターンは以下の3つくらいか。

①仕事との両立の難しさ
ある会社員のパパは、「会社初の男性育休、復帰後は時短勤務。でも仕事では成果出さなくてはというプレッシャーに負けそう」。自由業のパパは「子供の健診で都合が悪いと仕事を断ると、「そんなことも奥さんにさせられないの?」と情けない夫のように言われたという。
2013年度の男性の育休取得率は2.03%で数字上は10年前の約7倍になった。しかし、男性の育休取得に対する社会の目はまだ冷たい。日本労働組合総連合の2013年の調査では、子供がいる男性525人のうち職場でハラスメントを受けたと答えた父親は11.6%いた。具体的には「制度を利用させてもらえなかった」「キャリアに傷がつくと言われた」などだったそうだ。

②周囲の無理解から孤独
自分&義理の両親の無理解(非難されたというよりは話しても理解されない)、健診でのパパハラ、子育て広場でパパ一人ポツン、などなどまだ違う世代や地域間では育休パパは「マイナーな存在」。そこに孤独感を感じてしまうようだ。
また妻が仕事から帰宅すると、子供はパパではなくママを呼び続ける。「一日中こんなに一生懸命やったのに……」とパパは報われない気持ちになるそうだ。妻からの労いの言葉もないのでモヤモヤは解消しない。

③体力の限界
「育児は体力」と言われるように、40歳超えてパパになると育児に張り切り過ぎて、体調不良になる人も多い。仕事の量を減らさずにやるのでパンクして身体が悲鳴を上げているのだ。実際に長時間労働の後、夜中の1時に皿洗いしていて倒れたパパもいた。
仕事が減らせないなら、無理をせずにまず「自分のことを自分でやるだけでいい」とアドバイスするようにしている。

海外では「母親も父親も『産後うつ』のような状態になる確率は変わらない」という調査もあるようで、日本ではこれまでデータがあまりにも少なかったから現象化しなかったが育児する父親が増えてくれば、母親と同じように家事や育児を担った時、「ブルーな気持ち」も等しく引き受けるのは当然のことなのかもしれない。特に日本だと、まだ「男は仕事」という意識が根強く、パパの子育ては「アウェー感」があり、より孤立しがちになるのだろう。

では、それを解消するにはどうすればいいか? そこもやはりママたちから学ぶべきだろう。一番は「おしゃべり」じゃないだろうか? ファザーリング・ジャパンのようなネットワークに入れば同じ境遇のパパたちにたくさん出会える。そこでランチ会やったりSNSでボヤいたりするだけ、ずいぶんスッキリできるのではないだろうか?

そう、あんな大変な育児(+家事)を一人でやれると思わない方がいい。育休パパたちよ、「パパ友を作って愚痴ろう!」。明日も笑顔で子供に向き合うために。

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安藤 哲也(TETSUYA ANDO)
1962年生まれ。2男1女の父親。出版企業やIT系企業を経て、2006年、NPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)を立ち上げ、5年間代表を務める。一時期は副代表であったが、2014年に再度代表に就任。NPO法人タイガーマスク基金代表。「パパ’s絵本プロジェクト」メンバー、厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進チーム顧問、内閣府・男女共同参画推進連携会議委員、子育て応援とうきょう会議実行委員、にっぽん子育て応援団団長、ラジオパーソナリティなどその活動は多岐に渡る。最新著書に『父親を嫌っていた僕が「笑顔のパパ」になれた理由』(廣済堂新書)がある。

(2014.07.14up)

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2015/09/01 | ■パパヂカラ

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