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イクボスって何?

「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。

イクメンは増えたが、男性の“やりづらさ”は変わっていない

「笑っている父親を増やす」「パパが変われば社会が変わる」というコンセプトで、2006年にNPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)を設立して、男性の育児参画やワークライフバランスを応援する活動をやってきました。
自治体や企業等で講演・セミナーや職場での研修を7年間で1000回以上行ってきた結果、若い世代の男性の「意識」はだいぶ変わってきたなと実感します。

現に、就職情報会社で実施した今春企業に入社した新卒男性へのあるアンケート調査結果では、「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」が44.1%、「育休は取らないが夫婦で子育てはした」43.5%と答えています(http://news.mynavi.jp/news/2014/02/05/045/)。つまり若い世代の間では“イクメン”は主流になりつつあるといえます。

また2009年から始まった厚生労働省の「イクメンプロジェクト」にも当初から関わり、男性の育児休業取得率アップのための提言などをしてきた結果、2014年4月から父親も育児休暇が取りやすくなるよう育児休業給付金の引き上げが決まりました。
http://ando-papa.seesaa.net/article/392983494.html

こうした追い風もあって、子育て世代の男性たちの意識は、だいぶ変わってきたなと実感しています。でも意識は改革できても変わらないのが企業の風土、父親が仕事をしながらも育児に主体的に関われる職場環境が未整備と感じるのです。

事実、いまでも講演後のアンケートを見ると、「自分が仕事終わっても帰れる雰囲気ではない」「育休どころか子供のことで有休すら取りづらい」「管理職世代の意識を変えて欲しい」「うちの頭の堅いボスをなんとかしてくれ!」という声がいかに多いことでしょうか。
家庭内で活躍するいわゆる「イクメン」は世の中に増えましたが、「定時退社」や「育休取得」など職場での男性の「やりづらさ」はあまり変わっていない感じがします。そのボトルネックになっているのが40~50代の管理職たちの意識や旧い価値観ではないでしょうか。

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