家族が増えるとモノも増える!? 収納に悩むパパママの実態と対応方法とは?
2020/05/09
子供ができれば当然、家の中にモノが増える。ベビーカーに子供の服、オモチャ……。収納に頭を抱えているパパママも多いことだろう。最近では在宅時間が長くなり、なおさら悩ましいのではないか。みんなどうしているのだろうか。アンケート調査の結果もふまえて考えてみよう。
収納に困る1位はパパママ共に?
収納に困っている人と、遊休スペースを持っている人をつなぐ株式会社LIFULL SPACEは、収納への困りごとを調査し、実態をより詳細に把握することで、サービス向上につなげることを目的に調査を実施した。18歳未満の子供がいる25~49才の男女2,548名を対象にした、「子育て世代の収納に関する課題と対策」に関するアンケート調査だ。
まず、現在の住まいで収納に困ったことがあるか尋ねている。すると、ママの約8割、パパの約6割が困った経験がある、という結果となった。
それではどんなモノの収納に困っているのだろうか。ママの第1位は「【季節もの】衣類(コート、ブーツなど)」、第2位が「【日頃ほとんど使わないもの】記念品・思い出の品」、第3位「【日常的に使うモノ】子供用品(おもちゃ、ベビーカーなど)」だ。
一方、パパの第1位は「【季節もの】衣類(コート、ブーツなど)」、2位に「【季節もの】行事もの(ひな人形、こいのぼり、クリスマスツリーなど)」、3位に「【季節もの】レジャー用品(スキー用品、キャンプ用品など)」。
記念品やら行事もの、レジャー用品は、使用頻度が少ない割にはかさばりそうだ。
収納シェアを活用する手も!
調査では、収納に困った際にとった対策も、「日常的に使うもの」「季節もの」「日頃ほとんどつかわないもの」ごとに質問している。回答ではいずれのものに対しても、「あきらめた(解決せず放置)」が4割~7割で最多となった。
「日頃ほとんど使わないもの」については、「売った」と答えた人がパパママともに2割占め、「捨てた」に並ぶ。LIFULL SPACE社は、フリマアプリや買取サービスなどを利用したシェアリングエコノミーに対する意識が高まっていると見ている。
調査を通してわかるのは、多くのパパママが収納に困り、かつ有効な解決策を見いだせていないことだ。特に子供がまだ乳幼児だと、子育てと仕事、家事でフル回転、モノの処分や収納まではなかなか手が回らないだろう。
LIFULL SPACE社は、空きスペースを持つ個人・法人と、収納に困っている人を繋げるシェアリングエコノミーである「収納シェア」サービスを展開している。自宅やオフィス、店舗などの空きスペースを使っているため、トランクルームの半額程度の価格で利用可能だ。子育て期の一時避難としても、こうしたサービスを活用するのも方法だろう。
DATA
文:平井達也