妻がもうすぐ出産で不安……。 全国のパパに知ってほしい妊娠後期にすべきこと3選
2019/08/26
この時期に⼼配しなくてはいけないのが早産だ。「正期産」となる妊娠37週までは、⾚ちゃんにはお腹の中にいてもらいたい。夫が気遣うべきポイントは? ⼆⼈三脚を⼼掛け、新しい家族の⼀員を迎えよう。
妊娠後期(28〜40週)の
ママの体調
この時期に⼼配しなくてはいけないのが早産である。「正期産」となる妊娠37週までは、⾚ちゃんにはお腹の中にいてもらいたい。そのほか、体の冷えに気をつける、⻑時間の⽴ち仕事を控える、重いものを持たないようにするなど、気遣ってあげたいところ。動悸や息切れなどの不快症状に悩むママもいる。お腹や乳房に妊娠線が出始めたり、おりものが増えるなど体の変化も⼤きくなる。仕事をしているママは産休に⼊るタイミングである。
妊娠後期に
夫がすべきことは︖
1.両親学級へ⾏こう
ママが参加する「⺟親学級」は知られているが、パパとママになる2⼈を対象に、⾃治体や病院などが主催する「両親学級」もある。妊娠や出産について学べるうえ、参加者同⼠で不安や悩みを共有できるなどのメリットもある。もちろん、問い合わせや予約はプレパパの役⽬だ。
2.⾚ちゃんを迎える準備を
出産予定⽇はあくまで予定⽇。予期せぬトラブルにより、早まる可能性は少なくない。パパは、いつでも⾚ちゃんを迎えられるように準備をしようう。⾚ちゃんの名前は? 育児⽤品は何が必要? 陣痛が来たらまずやることは? などを予測し、シミュレーションしておくと安⼼だ。
3.ママの健康管理に気をつける
妊娠中期以降は、切迫早産や妊娠⾼⾎圧症候群、妊娠糖尿病といった症状が出るママもいる。緊急事態には、いつでも病院にかけつけられるよう、タクシーなど、交通⼿段も複数考えておこう。
マタニティーライフは
絆を深める第⼀歩
⼤らかな性格だったのにイライラしやすくなる、ネガティブ思考になる、涙もろくなるなど、プレママのメンタルは不安定になりやすいもの。これはすべて、ホルモンバランスの影響。むやみに励ましたりすることは避け、何よりも気持ちに寄り添い、共感してあげることが望まれる。ママのの声なき声に⽿を澄まして、細かなニーズをくみ取ってあげることで⼤きな信頼が得られ、今後の家族⽣活の財産となるはずである。
妊娠〜出産という貴重な体験は、⼥性にとって⼤きな負担がかかる⼀⼤事。ママ任せにすることのないよう、⼆⼈三脚を⼼掛けよう。パートナーを思いやり、いたわる⼼を忘れずに素敵なパパになって、新しい家族の⼀員を迎えよう。
思いもよらないトラブルに⾒舞われること、忘れられないような素敵なことなど、さまざまなことがあるはず。そのどれもがプレパパとプレママに課せられた課題であり、ご褒美でもある。
妊娠中に気を付ける3つのこと
⼥性の妊娠期間中の⾝体の変化で、常に念頭においていたいのは次の3つ。これを踏まえて時期
ごとの体調に応じて気遣ってあげよう。
①貧⾎:⺟体の鉄分が⾚ちゃんにも⾏くため。処⽅されたら鉄剤を飲む
②むくみ:急激な体重増加などのないよう⼼がける
③体⼒の低下:バランスのよい⾷事と睡眠を⼼がける
参考⽂献
『ダンナのための妊娠出産読本』 荻⽥和秀著 講談社
『⾚ちゃんはなぜ⽗親に似るのか』 ⽵内薫著 NHK出版
『フランスのパパはあわてない』 リオネル・パイエス&ブノワ・デ・ゴエデック著 CCCメディアハウス
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