注目キーワード

時事・コラム

パパにも”自由時間”は絶対必要!育児疲れを防ぐためにやるべきことは?

育児疲れはママだけでなく、パパも感じていること。子供といつも楽しく向き合えるように、たまにはゆっくり休んだり趣味に没頭するなど、「自分の時間」を持つことも大切だ。

父親であっても
「自分時間」は大切にすべき

父親をしていて最もツラいと感じることの一つは、妻や周りからの「期待の大きさ」だろう。

父親には「仕事にも家庭にもストイックであるべき」という”理想像”が常にのしかかってくる。それを無意識に内面化してしまい、プレッシャーを感じる男性が多いのだ。

しかし、このようなイメージはもはや時代遅れではないだろうか。当然のことを言うが、親は機械ではなくひとりの人間。毎日仕事を終えてから育児、家事をきっちりこなそうとすると、疲れが出るのは当然だ。そこで無理をすれば自分を傷つけることになるし、子供たちにも間違ったメッセージを送りかねない。

心配しないで欲しいのは、父親が自分の時間を確保することは、弱さの露呈でもなければ、子供や家族に対する愛情の欠如でもないということ。誰だって体力・気力に限界はあるし、家庭は時に、職場や知人付き合いより多くのエネルギーを吸い取ってくることもある。疲れた時はきちんと充電期間を設けることが、父親には必要なのだ。



もちろん充電といっても、「ゆっくりと休息をとる」ことは必ずしも意味しない(たいていはこれが理想的な充電方法であるのは事実だが)。

たとえば、音楽を聴いたり、映画を観たり、ネットサーフィンやゲームをしても良い。趣味に没頭することは、ストレスの解消方法として有効だ。その他に、男友達と遊んだり、運動・スポーツをするのもオススメ。

大切なのは、自分に合った充電方法を選んで”リラックスする”こと。そうすれば疲れた心がリセットされて、育児や家事への前向きなマインドが戻ってくるはずだ。

パートナーにも
同じ機会を与えよう

これを読んでいるあなたは今、「自由な時間が欲しい」と思うと同時に、パートナーにどう打ち明けるか悩んでいることだろう。

パートナーの理解を得るうえで最も大切なのは、相手にも同じ機会を提供すること。定期的に家事代行サービスやベビーシッターを活用して、互いに自由な時間を確保するのも良いだろう。自分だけでなく相手のことを配慮した提案をすれば、パートナーもきっと前向きに考えてくれるはずだ。

育児とは長距離走であって、短距離走ではない。常に全速力を出しすぎて疲れが溜まってしまわないよう、エネルギーを温存しながら、自分たちのペースで子育てを楽しんでほしい。


TEXT: スティーブン・ホワイト

関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 「自閉症は人格。治すものじゃない」映画のモデルとなった父子が今思う、社会の在り方...
  2. 日本人がセックスレスになりやすい理由は? 1年で約140回のギリシャ夫婦との違い...
  3. 旅ライターが選ぶ冬の子連れスポット6選!施設選びのポイントと注意点を紹介...
  4. 男だって泣きたい…離婚後に待ち受ける試練とは?
  5. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  6. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  7. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  8. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...
  9. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと
  10. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.72 | ¥550
2024/9/9発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.69 | ¥0
2023/5/31発行

特別号
「FQKids」

VOL.20 | ¥715
2024/11/9発売

お詫びと訂正

  第17回 ペアレンティングアワード