パパになるのが怖い?「父親」のプレッシャーから解放されるために必要なこと
2024/06/01
子供ができるのはとても幸せなことだ。しかし、その反面これから父親になるということは、とても不安で心配なもの。お金や家族関係のこと、そして良い父親になれるかどうか。多くのお父さんたちと同じように、あなたもそのような子供とパートナーに関わる不安と闘っていくことになる……。
もう後には戻れない……
父親になるということ
子供を持つということは、あなたが大人になったということの最後のサインであり、もう後には戻れない。 父親になるということは、自分のことは後回しにして家族を第一に考えなければならないということだ。それは決して簡単なことではないが、好きなことができなくなるわけではないということは覚えておいてほしい。
家族を養えるだけのお金があるかどうか。これは数えきれないほど多くの父親たちを悩ませてきた問題だ。子供を育てるのにお金が必要なことは否定できないし、子供が21歳になるまでにかかるお金は22.5万ユーロ(約2800万円)にも及ぶと言われている。
しかし、計画的に節約すれば、少ない給料でも子供は育てることができる。最初のうちは贅沢はできなくなるが、可愛い我が子に目を向ければそんなことはどうでもよくなるだろう。人生と同じように、父親もお金が全てではないのだ。
父親になる前に準備することは?
子供の誕生は人生の重要な節目であり、その瞬間には是非とも立ち会うべきだ。事前に本を読んで調べたりすることはできるが、実際の場面では役に立たないことが多い。医療の経験でもない限り、妊娠した女性と接する機会も多くないだろう。
父親向けのものも含めて、出産について勉強することができる講座が実はたくさんある。そのような講座で準備をしておけば、いざというときに落ち着いて対処できるし、物理的な痛みに耐えなければならないパートナーにとっても心強いだろう。
もうすぐ父親になる人にとっては、子供ができることでパートナーとの関係が変化してしまうことも不安の種だ。パートナーが自分よりも子供のことを愛するようになってしまうではないか、と心配してしまう男性は多い。しかし、パートナーがあなたのことも気にかけつつも、子供にたくさんの愛情を注ぐというのはごく自然なことなので安心してほしい。
子供を育てるというのは信じれられないくらい時間のかかる作業なのだから、一緒にいる時間の長さでパートナーとの愛情を測ってはいけない。むしろ子育てに協力するほど、夫婦関係の新たな一面が発見されるということは覚えておいてほしい。
仕事と家庭の両立は?
子育ての不安を克服する方法
一つの命を預かるというが、父親になる人たちにとって最も恐ろしい事実だろう。子供たちは自力で生きていくことはできないのだから、守ってあげることがあなたの使命だ。だから正しい抱き方で赤ちゃんを抱えたり、ベビーベッドやベビーカーが安全かどうかを確かめたり、家の中を赤ちゃんにとって安全な環境にしたりすることは大切なことなのだ。
このような心配に打ち勝つためには、やっぱり経験と実践が一番だ。友達の赤ちゃんを抱っこさせてもらったり、家の中を安全にするコツを調べて見たりするといい。数時間でも友達の赤ちゃんの子守りをさせてもらえば、不安の克服につながるだろう。
仕事と家庭の両立も、新たな父親たちがそろって直面する問題だ。父親の育児休暇も見直されてきているので、上司に相談してみるのがいいだろう。パートナーの希望に合わせて休暇を取るのは有効だし、仕事のストレスから離れて一緒の時間を過ごすことができる。短い間ではあるが、家族全員にとって完璧な仕事と家庭のバランスを見いだすことができるだろう。
出産後の性生活は?
忍耐は美徳
パートナーの妊娠中から気づいていることではあると思うが、子供が生まれた後、夫婦の性生活は変わってしまう。子供に愛情を奪われ、あなたの欲求が満たされていないように感じてしまうかもしれない。忘れてはいけないのは、パートナーが子育てで心身ともに疲れ果てているということだ。だから忍耐が鍵となる。心配することは何もないのだ。時が経ち、子供が成長していくことで、全ては元どおりになるだろう。
自分が良い父親になれるかどうか。これもごく当然の悩みだ。それは人生における重いステップであり、あなたは責任と犠牲の世界に放り込まれることになる。これは父親の最大の不安かもしれない。しかし、子供のために時間を作り、父親としてできることを懸命に学び、全てにおいて子供最優先で行動するよう心がけよう。それだけであなたは最高の父親になれるのだ。
Text: Sam Skelding
FQ UKより転載