20代男性は「子だくさん派」多数! 子供は何人いるのが理想的?
2018/09/28
厚生労働省の発表によれば、2017年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の数に相当)は、前年より0.01ポイント低い1.43と2年連続の低下となっている。子育て世代は子供が何人いるのが理想的と考えているのだろうか。
「子供は2人」がダントツ
しかし、女性の2位は「0人」
しらべぇ編集部調べ
待機児童問題や、男性の育児休暇取得が進まないなど、子育てに不安を覚える人も多いのでは。自分の子供はたくさん欲しいという人もいるし、欲しくないという人もいる。家族形態は多様化してきており、考え方も人それぞれだ。「しらべぇ編集部」が、「自分の子供は何人いるのが理想か」を全国20〜60代の男女1,358名を対象に調査を実施した。
もっとも多かった回答は「2人」で、男女とも4割を超えた。ただし、男性では「3人」「4人以上」といった回答も少なくないのに対して、人数が増えるほど男女の差が開き、女性は「0人」が2割を超えて全体の2位となっている。
20代男性の3割近くが
「4人以上欲しい」
しらべぇ編集部調べ
全体では少数派だった「4人以上」という回答だが、じつは男女や世代によって大きな差があることも明らかに。
20代男性では、「4人以上派」が3割に迫り、30代、40代でも少なくない。ところが女性は、30代で14.9%と多くなっているものの、40代以降では極端に減少する。子育ての苦労を背負い、大変さを実感している女性だからこその本音が透けてみえる。
まだまだ、子育ては「女性の仕事」という家庭が大半だ。20代男性はまだどこか他人事で、子育ての楽しい面だけを見ていることから「子だくさん」を理想にできるのかもしれない。しかし、子供がたくさん欲しいと思う若い男性がいることは、少子化の進む日本では喜ばしいことといえるだろう。
「子は宝」。家族計画は理想通りになるとは限らないが、一人っ子・2人きょうだい・3人以上きょうだいと、それぞれに良さがあるはず。いずれにしても、我が子が「私はこれで良かった!」と笑って過ごせるよう、育てていきたい。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)