子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
2024/06/01
子供達が大きくなるとともに、好奇心が芽生え、"「なんで?」「なぜ?」攻撃"を受けているパパやママ達も多いのではないだろうか? 答えにくい質問や科学にまつわる質問に、一体どう対処すればいいのだろうか。子供達からよくあがる質問トップ30もあわせて紹介!
毎月6回はGoogle検索
子供のなぜ?なんで?
ある結果が出ている。イギリスで2000人の親にアンケートをとったところ、そのうち54%の親達が「子供からの意味深な質問や科学にまつわる質問に困惑したことがある」と回答した。
たしかに、「インターネットがどういう仕組みなのか」「なぜブラックホールが存在しているか」など、簡単に説明できるものではない。
アンケートによると、一般家庭のパパ、ママが子供から受ける質問の数は、1ヶ月に約8個ほど。子供達の自然な好奇心からくる質問に対して適切な答えを必要となるので、「毎月6回はGoogle検索する」というアンケート結果にもうなずける。そして、そのうち53%の親達が「科学的な質問の方が答えやすい」と回答していた。
子供達が好奇心を抱くことは当たり前のことで、「なぜ?」「なんで?」は、彼らを取り巻く世界について学ぶための方法の一つだ。ただ、あまりにも奇妙な質問だったり、答えるのに恥ずかしい質問だったりすると親達は戸惑ってしまう。
子供達の多くが求めている答えは、単なるややこしい質問だけではない。彼らが自身の住む世界について理解を求めた場合、宇宙のことや物事がどのように働くかなど、科学に関する質問もたくさん出てくる。そして、これら全ての答えにきちんと回答するのは難しいかもしれない。
そういった場合、どのように答えるのが正解だろうか。
約半数の親たちは
正直にわからないと答えている
子供からの質問に「わからない、知らないよ。」と答えられたらどんなに楽だろう……そんなことを考えたことはないだろうか?
しかし、調査によると47%の親達が、子供達に正直に「わからないよ」と伝えているという。残りの53%は半信半疑な答えを伝えたり、インターネットで調べたり、兄弟や先生に聞きなさいと促すといった回答だった。
少数派の回答には、知っているふりをしたり、笑ってごまかしたりするというものもあった。そして、そのうち80%の親達が、自分の無知を隠して間違った答えを子供に教えた結果、その答えを信じた子供が別の友達や大人に言ってしまい、最終的には親自身が恥をかくことになったという結果が出ていた。
難しい質問が
子供の将来に繋がることも
私たち親は、子供のそういった好奇心による質問に対して、恥ずかしがる必要も恐れる必要もない。むしろ、子供からの質問攻撃に受けて立つべきだ。
イギリスのヒリントンスクールのサイエンスセンターの研究の一環として調査を実施したACSの広報担当者はこのように言っている。
「新しい事を学びたいという子供達の欲望を受け止めることはとても大事で、ネット検索を必要とするような質問でも、それは将来的に子供達が興味を持つ分野につながります。好奇心は子供が学ぶ為に必要なスキルを発達させるのに役立ちます。学問的にも社会的にも役立つスキルです。ですから子供達の質問にも出来るだけ答えてあげ、学校に入った時に自然に学びたいと思えるような土台を作ってあげましょう」。
子供からの質問トップ30
最後に、子供達からよくあがる質問トップ30です。あなたは何問答えられるだろうか?
1 神様はどんな感じ?
2 ニワトリと卵どっちが先にうまれたの?
3 死んだらどこに行くの?
4 ブラックホールって何?
5 なんで水って濡れているの?
6 なぜ人は死ぬの?
7 世界はどうやって始まったの?
8 赤ちゃんはどこからくるの?
9 なぜ海はしょっぱいの?
10 なぜ月は時々見えなくなるの?
11 インターネットってどういう仕組み?
12 なぜ空は青いの?
13 風はどこからやってくるの?
14 うるう年ってなに?
15 なぜ地球ってまわっているの?
16 なぜ血は赤いの?
17 永遠ってなに?
18 世界はどれくらい大きいの?
19 なぜ空は落ちてこないの?
20 なぜタマネギを切ると涙がでるの?
21 なぜ飛行機は飛べるの?
22 電話の仕組みは?
23 テレビの仕組みは?
24 なぜ私は右利き/左利きなの?
25 電気ってなに?
26 なぜ雲は浮かんでいるの?
27 車はどうやって動いているの?
28 どうやって太陽と月は空にいるの?
29 なぜ人の目の色は色んな色があるの?
30 雷ってなに?
※2018年に公開した記事の更新版です
TEXT: Seema Iyer (FQ UK)