ママを呼びに行くのはNG!新米パパのための子供の寝かしつけ講座
2024/12/01
子どもがなかなか寝つかなくて困っているパパママも多いのでは?乳幼児睡眠コンサルタント和氣春花(ねんねママ)さんに寝かしつけの手順やルールを教えてもらった。
寝かしつけは覚悟と
根気を持ってチャレンジ
「昼寝を3回している赤ちゃんなら、夜を含め1日4回。そのうちの1回でもパパが代われるようになれば、ママの大きな助けになります」と語るのは、乳幼児睡眠コンサルタントの和氣さん。寝かしつけでは、タイミング、光、体温が鍵を握るという。
「適切なタイミングで寝かせることが大切。赤ちゃんは眠くなりすぎても寝られなくなってしまいます。そして、脳を覚醒させる光は避けること。寝かしつけたい時間の1時間前には、部屋を暗くしてゆったり過ごしましょう。布団に入るのは、入浴後45分~1時間後が目安。ヒトは体温を下げて眠るので、お風呂で温まった身体が元の体温まで下がるときに寝かしつけるとスムーズです」。
赤ちゃんは“いつも同じ”であることを好むため、普段のやり方をママに聞いておくことも重要だ。「ママがいつも苦労しているのに、パパならあっさり寝た!というケースも実はよくあります。根気よく、優しい気持ちでチャレンジしてみましょう」。
寝かしつけの手順
Step1 予告する
いつもはママと一緒に寝ているとしたら、急にパパが出てくると赤ちゃんもビックリしてしまう。「今日はパパと寝ようね」などと、必ず予告をしておくことが大切だ。
Step2 ママと同じルーティーンにする
寝る前のルーティンは、スムーズな寝かしつけに必須。赤ちゃんの気持ちが落ち着いて、眠りにつきやすくなる。例えば、入浴→歯磨き→絵本など、ママと同じ流れで寝室に連れていくようにしよう。
Step3 ママと同じように寝かしつけをしてみる
寝る前のルーティンが大切なのと同様、寝かしつけも“いつもどおり”が基本。いつも授乳で寝かしつけている場合は、パパにできる最大限のスキンシップである“抱っこ”で寝かしつけに挑戦してみよう。
Step4 泣かれても諦めない
「パパでも眠れる子」になってもらうためには、「パパでも寝られた」という経験が大事。泣かれても諦めず、泣き疲れて眠るまで2~3時間でもやり続けるという覚悟と根性が必要だ。
寝かしつけで守りたい5つのルール
●スマホは絶対に操作しない
スマホの光が脳を覚醒させてしまい、眠りの妨げになってしまう。
●声を荒げない
イライラしても声には出さずグッと我慢。イライラが伝わると、赤ちゃんの気持ちが不安定になって余計に眠りにつけなくなってしまう。
●必要以上に話しかけない
「かわいいね」など、つい声をかけたくなってしまうけれど、寝る時は控えよう。話しかけられると「まだ遊んでいい時間なのかな?」と赤ちゃんが勘違いしてしまう。寝る時間だと境界線を引くように。
●ママを呼びにいかない
すぐに諦めてママを呼びに行ってしまうと、赤ちゃんにとって「パパでは寝られなかった」という経験になってしまう。必要なときは、ドアのノックなどのサインで呼ぶようにすること。
●すぐに置かない・出ていかない
深い眠りに入り始めるのは寝つきから15分後くらい。タイミングを待とう。
教えてくれた人
和氣春花(ねんねママ)さん
乳幼児睡眠コンサルタント(米国IPHI国際認定資格保持)。夜泣きや寝かしつけ対策のコツを紹介するYouTube
チャンネル「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」はチャンネル登録者数1.5万人を突破。
※2020年に公開した記事の更新版です