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沐浴から離乳食、寝かしつけまで総まとめ! 乳児期に“パパができる”14のこと

家族が健やかに暮らすために、パパの育児参加は不可欠だ。とはいえ、どんなパパでも最初は戸惑ってしまうもの。乳児期における育児ノウハウを総まとめしたので、プレパパも奮闘中の現役パパも、ぜひ参考にしてみてほしい。

1 沐浴
肌と肌が触れ合う
大切なコミュニケーション


ベビーバスなどにお湯をため、生まれたばかりの赤ちゃんの体を洗う「沐浴」。一番の目的はもちろん、赤ちゃんの身体を清潔にすること。とはいえ、沐浴の効果はそれだけにとどまらない。「体内の血行を促し、新陳代謝を活発にする」「裸にすることで、全身をくまなく観察し、健康状態をチェックできる」など、沐浴は赤ちゃんにとって欠かせないケアなのだ。

とりわけ、パパにとって重要なのが、「親子の信頼関係を築くスキンシップになる」という点。肌と肌が触れ合う沐浴は、赤ちゃんとの貴重なコミュニケーションの場。ママよりも我が子と接する時間がどうしても少なくなりがちなパパこそ、できる限り沐浴に関わりたいものだ。

なお、首の座らない赤ちゃんの頭を支えながら洗う沐浴は、手が大きいパパが行うほうがスムーズという意見も。そのためか、「沐浴・入浴はパパ担当」という家庭が多いことも事実だ。

沐浴の手順

Step1 顔を洗う

お湯の温度は38~39℃、沐浴時間は3分が目安。片手で赤ちゃんの頭を支え、もう片方の手の平でたっぷりの泡を使って洗おう。皮脂量が多いTゾーンをはじめ、やさしく泡洗顔を。

Step2 頭を洗う

頭皮には身体の10倍の皮脂腺が集中している。ベビー用シャンプーを使い、指の腹で頭皮をやさしくマッサージ。皮脂分泌の多い大泉門もしっかりと洗ってあげよう。

Step3 体を洗う

赤ちゃんをひざの上、あるいは、ベビー用スポンジマットの上に寝かせて洗う。首、股、手足のくびれ、耳の裏なども、たっぷりの泡で丁寧に洗おう。

Step4 洗浄剤を洗い流す

汚れや洗浄剤が肌に残ったままだと、かゆみやブツブツの原因になりやすい。ベビーバスのなかですすぐのではなく、ソフトな水圧で、頭からシャワーをかけてしっかり洗い流そう。

Step5 水分をふき取る

やわらかい感触のタオルで、ポンポンと軽くたたくようにタオルに水分を吸わせる。手足の指の間やくびれなども忘れずに。保湿ケアをしたら、おむつ、着替えを手早く行おう。


2 おむつ替え
最初は戸惑うものの、
慣れれば簡単


赤ちゃんが生まれたら、1日に必要なおむつの量に驚くだろう。おむつかぶれを防止するためにも、おむつは頻繁に交換する必要がある。新生児なら1日12枚ほど使うと考えて、まとめ買いをしておくといいだろう。どんなパパでも最初のおむつ替えは戸惑うが、数をこなせばすぐに慣れる。

揺れるおもちゃを天井からぶらさげたり、小さなぬいぐるみを持たせたりして、赤ちゃんの気をそらし、その間に手早く済ませるのがスマート。外出先でおむつ交換台が見つからない時などは、片手で抱っこしながらおむつ替えをする方法も。腕力のあるパパだからこそできる方法なので、習得すればママからも喜ばれることウケアイだ。


3 ミルクの調乳・授乳
夜中の授乳を
1回でも代わってあげよう


完全母乳の場合を除き、ミルクの調乳・授乳はパパの必須スキル。調乳方法は、早めに覚えておこう。まずは、液剤や電子レンジなどで哺乳瓶を消毒・殺菌。清潔な哺乳瓶にミルクの粉を適量入れ、一度沸騰させた70℃以上のお湯を加えて溶かす。そこに、煮沸して冷ました水や市販の赤ちゃん用純水をできあがり量まで入れ、調乳。すぐに流水にさらし、人肌まで温度を下げたら完成だ。授乳後、徹底的な洗浄も忘れずに行う

ミルクの調乳・授乳をできるようになれば、ママの病気やお出かけ時にも安心。また、頻回授乳期は、夜中の授乳を1度でもパパが代わるだけで、ママの睡眠不足を解消することもできる。


4 離乳食
離乳食づくり以外は
すべて引き受ける気持ちで

離乳食が始まると、パパが活躍できる場面は増える。とはいえ、赤ちゃんが食べやすいように裏ごししたり、すり下ろしたり、手間のかかる離乳食づくりまでできるパパは稀。ハードルが高いのなら、他のところでママをサポートしよう。子供の食事用テーブルを準備したり、エプロンをつけたり、食べこぼしても問題ないようにシートを広げたりなど、食卓の準備は手際よく行いたい。

赤ちゃんに離乳食を食べさせる時は、大らかな気持ちで接すること。赤ちゃんには「食事の楽しさ」を知ってもらうことが重要であり、食が進まなかったり、こぼしたりしても「ダメ」を言わないよう、できる限り心がけよう。そして、後片付けまできちんと行うことが大切だ。

なお、最近では、栄養満点で美味しい離乳食が、毎月定額で届くサブスクリプションサービスも充実。そうした情報をパパが率先して調べることも、ママにとって手助けになるはずだ。

離乳食を始める目安

● 首のすわりがしっかりしている。
● 支えてあげると座れる。
● 食べ物に興味を示す。
● スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。


5 歯磨き
毎日の習慣が父子の大切な
コミュニケーションに

一般的に、生後6~9ヶ月頃から歯が生え始めたら、歯磨きスタート。嫌がる我が子の歯を磨くのは、骨の折れる仕事だが、きちんとした“歯育”のためには毎日の積み重ねが重要だ。歯磨きに慣れてもらうためには、最初は歯磨きシートやガーゼで歯をぬぐうところから始めると良い。赤ちゃん用の歯ブラシを与えて、遊び感覚で磨かせるのも有効だ。

上下の前歯4本が生えそろったら、ブラシ部分が小さい仕上げ磨き用と、赤ちゃんが噛みながら遊ぶ用に2本の歯ブラシを用意して、本格的な歯磨きを始めたい。膝の上に赤ちゃんの頭を寝かせ、頭が動かないように固定し、小刻みに動かして磨き残しがないように歯磨きをしてあげよう。

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