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規則正しい運動もジム通いも必要なし?生活のなかで実践できるシンプルな6つの健康法

パパであり、イギリス国内のフィットネスの第一人者でもあるデーヴ・アレン氏は、運動や健康のためにジム通いは必要ないと語る。本当に効果的な健康法とは?

日々の生活に
少し変化をつけてみよう

引き締まった、強くて健康的な体を手に入れるためにと張り切って、ジムに行って激しい運動をしたり、好きなものを食べるのを制限するなどの偏ったやり方を行う人が多くいる。

しかし、本当に必要なのはカロリー消費のバランスを取ることだ。言い換えれば、摂取カロリーと消費カロリーのバランスに注意するということ。そうすれば減量できたり、ちょうど良い体重を維持できる。では、摂ったカロリーと消費したカロリーを毎日監視して測定しなければならないのだろうか? その必要はないとデーヴ・アレンは言う。その代わり、日中は確実に体を動かすことでカロリーを消費し、間食をしている場合はその量を減らすことで摂取カロリーの全体量を減らすことを意識しよう。

運動面で言うと、普段2000歩しか歩かない人の場合は、その歩数の10%だけ増やすなども効果的。そして食べたり飲んだりする量を通常より減らせば、摂取カロリーはマイナスになる、そんな風に単純に考えればいいのだ。

自己管理しやすい簡単な工夫を日々の生活に取り入れてみることが大切。例えば、スクワットや腕立て伏せなど負荷のかかるエクササイズを取り入れてみるのも効果的だ。慣れてきたら、徐々に他のエクササイズも取り入れてみよう。

8割頑張って
2割休むが鉄則!

また、エクササイズの頻度に多少波があっても、すぐにまた始めれば問題はないという。1年365日のうち8割ほどの日数さえ頑張れば、例えあとの2割ほどの日数をサボってしまったとしても、目標は充分に達成できる。つまり、年間大体2か月ちょっとは休める計算だ。残りの8割の時間でしっかりと頑張れば、その努力が成果に現れるはず。
「8割頑張って2割休む」ルールは、運動でも食事でも同じことが言える。ずっと頑張る、または全く何もしない、という両極端になるよりも遥かに実行しやすく現実的だ。

結果が出ないのはなぜ?

結果が横ばいになることもあれば、全く効果がないと感じる時期もあるかもしれない。結果を継続的に出すのは決して簡単ではないからだ。そんな時にヒントとなる知識として、減量と脂肪の減少の違いについて知っておこう。その2つの違いとは何か? 体重は、水分量・筋肉量の増減、骨密度、あるいは一日の中で何時に測ったかなどでも左右されるため、増減する要因は様々。一方で、脂肪は単純に脂肪量が減ったかどうかで変動する。また、毎日の栄養や水分摂取量、運動習慣、睡眠がそれぞれどのように影響するのかも理解しておくことで、一層成果が出しやすくなるだろう。

そして最後に、「継続は力なり」だ。継続できていれば、今までやってきたことをまた一からやり直す必要がない。小さなことでも良いから、自分が達成できたことを褒めて、何かに挫けたとしても自分を責めないことも、継続するためのポイントだ。

今回紹介した方法は、決して真新しい発想でもなく、地道かつ着実なやり方だと感じたかもしれない。継続的に健康な体を手に入れるための、楽な方法は存在しないのだ。病気と怪我のリスクを減らし、人生を楽しく送るためには、自分の生活習慣を少しずつ見直していくことこそが一番の近道だ。

【シンプルな健康法6つ】
1.こまめに動く
2.食べる量を減らす
3.より質の高い食材を食べる
4.水分補給をしっかりと行う
5.少なくとも7~8時間の睡眠をとる
6.これらを維持する

PROFILE

デーヴ・アレン(Dave Allen)

HP:a-85fitness.co.uk
Instagram:@daveallen_a85fitness


FQ JAPAN VOL.66(2023年春号)より転載

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