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世界的スピリチュアルヒーラーが教える!こころの傷を癒す5つの方法

過去の出来事による心の傷が、心体に悪影響を与える可能性が指摘されている。自分の将来が見えないと感じ、人生に不安を感じてしまう人も少なくない。このように精神的に追い詰められた時の対処法を国際的に活躍する心理カウンセラーのアン・ジョーンズ氏が伝授する。

「精神的な壁にぶつかる」とは
原因や影響

精神的な壁にぶつかる例
● 自分に合った仕事や役割を見つけるのが難しい
● 日々の生活に刺激がなく、人生への情熱を見つけることができない
● 状況を改善しようとするが、何か支障があったりで上手くいかない
● 達成すべき目的があると感じてはいるが、それが何かが想像できない

原因
精神的な壁に当たっているのは、無意識のうちに自分の限界をつくって、幸せや充実感から遠ざかっているせいだとアン・ジョーンズは語る。その結果、自尊心をなくし、人生への満足度にも影響が出る。では、人はなぜ限界を自分でつくってしまうのか?

最も多い原因は、“恐れ”からだ。その恐怖心はどこから来るのだろうか?それは、心の中に眠っている傷…過去のトラウマや動揺によって引き起こされている。人は過去の怒り、罪悪感、恐れ、憎しみなどのマイナスな感情を心のどこかで抱えているのだ。

その感情がネガティブな信号を脳に送り、ネガティブな考えや行動を生み出す。そしてその感情は、他人の言動や何らかのきっかけによって突発的に爆発することがある。悲しみだったものが急に怒りに変わることもあるのだ。



ショックやトラウマ、突然の病などを経験すると、自分の心に支障をきたす。こういった負の衝撃が負の感情を蓄積させ、ネガティブなエネルギーとして心に傷跡をつくるのだ。具体的にはどんな悪影響があるのだろうか?

影響
• 心の傷は、やる気を低下させ、うつ病や意志の欠如、悲観主義、疲労、自尊心の低下などを引き起こす原因になる。
• 怒り、憎しみ、罪悪感、恐怖などのマイナスな感情は、「自分はどうせいつも失敗する」などのネガティブな考えを生み出し、自分自身の可能性を否定してしまう。
• ネガティブな思考が続くことで、頭に靄がかかり、活気を損なわせ、自分の心との繋がりを遮断する。 視野が狭まり直感も機能しなくなり、終いには人生プランも見失って、暗闇の中を彷徨う。
• ネガティブな感情は、同様のエネルギーを引き寄せる磁石のようにも機能するため、困難な状況、課題、人を引き寄せて悪循環を起こしてしまう。

癒し
心の傷を癒せば、それまで自分を抑制していた原因である“怖さ”がなくなり、自分を解放できる。ここで心の傷を癒す5つの方法を紹介しよう。

心の傷を癒す
5つの方法

1 自分の癒しを考える

まず、自問してみよう。自分の感情をどこかで押し殺しているだろうか? 過去の出来事で何か心に痛みを感じるだろうか? 何かを恐れて自由に行動できなくなっているだろうか? 自分の心の何を癒したいかをノートに書き留めてみよう。

自分の心が傷ついた幼少期の経験が原因だろうか? 原因がわからない場合でも、その経験を思い出して、それに今でも苦しむ場面と症状を書き留める。次に、それをどうやって、何をしたら癒せるかを考えて「ToDo」リスト化し、具体的なアクションにしてみよう。



2 ネガティブな感情に向き合う
古い感情がまだ心の中に渦巻いていて、時々怒りや恨みとして爆発したり、うつ病の発作を引き起こしたりする…そんな時に最も効果的な方法が、書くことだ。紙に、自分でコントロールできずにいる負の感情を全て書き留める。

誰かに傷つけられたり不当な扱いをされた場合は、自分の感情を綴った手紙を書いてみよう。その手紙を相手に直接送るわけではないが、体験したことを細かく紙に書いて、溜め込んだ感情を全て吐き出そう。

3 マッチで火をつける

2で書いた手紙を火で燃やしてみる。書いたことで、自分の持っていたネガティブな感情が紙に乗り移っている状態だ。自分の感情の強さに応じて書いた紙がどのように変化して燃えるかを静かに観察してみる。

火がくすぶっているのか、ゆったりとした光を帯びているのか、黄色の煙を発しているのか、または燃え上がって急速に燃えているのか…そんな火の変化を見ることできっと心が落ち着くだろう。有害なエネルギーを放出すると、気分が軽くなるのだ。

4 過去を解放する
誰かに心を傷つけられたなら、少しずつ許し、受け入れ、前に進んでみよう。許すことで、過去への執着を解放し自分自身が楽になれる。許すことが自分にとっての癒しになるのだ。何か自分自身が過去にとった行動で今も罪悪感を感じているのなら、それも断ち切って自分自身を許してあげよう。

5 行動する
自分が感じている恐怖心は、与えられた試練だと捉えてみよう。自分を押し殺している負のエネルギーと向き合って、次へのステップに向かってみる。理想を実現する自分をイメージするのだ。頭で考えるのではなく、自分の心に耳を傾けて、精神的コントロールを取り戻す。自分は人生で何をしたいのか、今一度考えて計画を立て、新しい一歩を踏み出すことが大切だ。

PROFILE

アン・ジョーンズ(Anne Jones)

「How to Heal」の著者であり、国際的な心理カウンセラーや講師として活動。彼女の著書の7冊は18カ国語に翻訳されている。ベストセラーに「Healing Negative Energies」(ネガティブなエネルギーを癒す)を持つ。「精神的な壁を取り除く方法」や、「前世の呪縛からの解放」、「自己価値の高め方」、「人間関係の改善法」などをテーマにセミナーや個人指導も行う。また、エネルギーシンボルを使ったヒーラーのためのトレーニングコースや、オラクルカード、シンボルジュエリーなどのサポート製品も開発。最新の著書「How to Heal」はAmazonなどで発売中。


FQ JAPAN VOL.66(2023年春号)より転載



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