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子育てに自信がないママが7割! 不安な理由は? 子供はママをどう思っている?

ママたちは子育て、家事、仕事に実によく頑張っている。ところが彼女たちの母親としての自己肯定感が低いということが、調査から明らかになった。同じ調査では子供たちもママのことが大好きだという結果が出ているのだが。悩んでいるママを支えてあげられるのはパパだ。

子育ては数値評価できない

仕事や勉強と違って、子育ては数値化された評価ができない。成否がどの段階で出るというものでもない。ほとんどのパパママたちは、自分の子育てが正しいのかわからないまま、常に不安を抱えていることだろう。

不安なのは自分だけではない、心配しすぎることはない。そう思わせてくれる調査結果が発表されたので紹介したい。調査を実施したのはミツカングループの株式会社ZENB JAPANで、25歳〜39歳の子育て中のママと幼稚園に通う子供を対象に行われた。調査対象のママのうち53%が仕事をしながら子育てをしていた。また、家事のうち何%を担っているか、という問いに、3割以上のママが80%以上だと答えたことに、パパは注意しておこう。

理想に届かず悩むママたち

調査では「あなたの思う“母親像”に対して、現在、そのようになれている自信がありますか?」と質問している。これに「自信がある」と答えたのは1割に満たず、「どちらかというと自信がある」を合わせても32%にしかならなかった。

なぜ自信を持てないのか? 寄せられたママたちの声を拾ってみよう。

・「下の子が小さいために上の子達とあまり外で遊んであげられていない」
・「毎日忙しくて子供の相手をする時間をたくさんつくることができない」
・「子供と接する時間が少ないから」
・「家庭的で料理上手でおやつも体に良いものを手作りするような母に憧れるが、おやつは市販のものを利用してしまう」
・「子供の将来を考えて習い事や勉強に力を入れて一緒に取り組みたいとは思うが、実際は放置で子ども任せ」
・「うまく子供のやる気をひきだしてあげられないと感じているから」


子供は花マルをくれている!

それではママたちは本当に不十分なのだろうか。今度は子供たちの意見を見てみよう。

ママのことをみんなに自慢したいか尋ねた結果、64.5%が「自慢したい」と答えたのだ。

どんなところが自慢のママなのか。子供たちの声はこうだ。
・「おりょうりじょうずなところ」
・「やさしいところ」
・「いろんなことを教えてくれる」
・「ごはんがコックさんよりおいしい。世界一おいしい」

また、ママと過ごして楽しかったことを質問すると、こんな答えが返ってきた。
・「トランプをしたこと」
・「こうえんにいったこと」
・「おりがみをしてあそんだこと」
・「バレエのストレッチをいっしょにやったこと」
・「いっしょにサッカーのれんしゅうをやったこと」
どれも特別なことではない。日々の普通の時間に、子供たちはちゃんと幸せを感じ取っているのだ。

ママたちはちょっと理想が高めで、子供たちが出してくれている花マルを見落としがちのようだ。だとしたらパパが、子供の笑顔をしっかりキャッチしてママにも気づかせてあげよう。ママが自己肯定感を持って自分の人生を歩んでいくことで、子供も自己肯定感や自我を育むことができるはずだ。

DATA

株式会社 ZENB JAPAN


Text:平井達也

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