パパでもこれならできるはず! 離乳食を食べさせよう!
2018/09/05
離乳食は
子供の成長とともに変わる
離乳食は目安として、5~6ヶ月をゴックン期、7~8ヶ月をモグモグ期、9~11ヶ月をカミカミ期、12~18ヶ月をパクパク期と4分類できる。食べ物の硬さとして、ゴックン期はドロドロとしたポタージュ、モグモグ期は豆腐のような舌でつぶせる程度。カミカミ期はバナナのような歯茎で潰せるようなもの、パクパク期は肉団子のような歯茎で噛めるものを与える。
食事の回数もそれぞれの期間によって変わる。ゴックン期は1~2回、モグモグ期は2回、カミカミ期とパクパク期は3回と徐々に増やしていく一方で、母乳やミルクの量は減らしていく。子供が離乳食を嫌がる場合は無理に与えても逆効果、成長に合わせて少しずつしステップアップすることが大切。
離乳食の進めかた目安表
①月齢:5~6ヶ月頃
【区分】ゴックン期
【食べ方の目安】
・子供の様子をみながら、1日1回ひとさじずつ始める。
・母乳やミルクは子供が飲みたいだけ与える。
【1回あたりの量】
・炭水化物:つぶしがゆ50g以下(適量)
・たんぱく質:卵黄1、豆腐30g、魚10g、乳製品50g(以下で適量)
・ビタミン・ミネラル(副菜):野菜・果物15~20g(適量)
【食べさせ方のポイント】
・赤ちゃんをひざに抱き、少し後ろに傾けるようにすると、食べさせやすくなる。
②月齢:7~8ヶ月頃
【区分】モグモグ期
【食べ方の目安】
・1日2回食で、食事のリズムをつけていく。
・いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように、食品の種類を増やしていく。
【1回あたりの量】
・炭水化物:全がゆ50~80g
・たんぱく質:卵黄1→全卵1/3、豆腐30~40g、魚10~15g、乳製品50~70g、肉10~15g
・ビタミン・ミネラル(副菜):野菜・果物20~30g(適量)
【食べさせ方のポイント】
・平らなスプーンを下唇にのせ、上唇が閉じるのを待つ。
・飲み込みやすいように、とろみをつけるのもよい。
③月齢:9~11ヶ月頃
【区分】カミカミ期
【食べ方の目安】
・食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていく。
・家族一緒に楽しい食卓体験を。
【1回あたりの量】
・炭水化物:全がゆ90g→軟飯80g
・たんぱく質:全卵1/2、豆腐45g、魚15g、乳製品80g、肉15g
・ビタミン・ミネラル(副菜):野菜・果物30~40g(適量)
【食べさせ方のポイント】
・丸み(くぼみ)のあるスプーンを下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待つ。
・柔らかめのものを、前歯でかじり取らせる。
④月齢:12~18ヶ月頃
【区分】パクパク期
【食べ方の目安】
・1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整える。
・自分で食べる楽しみを、手づかみから始める。
【1回あたりの量】
・炭水化物:軟飯90g→ごはん80g
・たんぱく質:全卵1/2~2/3、豆腐50g~55g、魚15g~20g、乳製品100g、肉15g~20g
・ビタミン・ミネラル(副菜):野菜・果物40~50g(適量)
【食べさせ方のポイント】
・手づかみ食べを十分にさせる。
参考:「おかあさんの育児を応援する離乳ガイド」 社団法人 日本栄養士会