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時事・コラム

パパが子供にできること、それは「興味開発」でやる気に火をつけること

真っ直ぐな道ではなく
曲がりくねった道を案内する

「授業の本来の役割は、知識のダウンロードではなく、なぜ? →知りたい! という子供の“心の動き”があって初めて成立します。探究学舎が行う授業は、興味の喚起です。より深い知識を得たいと思ったら、あとは本人の課題になります」。

心が動いたら、あとは布石を置いたり、引いた伏線を回収したりしながら驚きと感動をテンポよく提供していく。

「新しい世界に子供たちを案内する時は、シンプルなプレゼンを心がけながら、その先に何があるんだろう? とワクワクドキドキさせて、先が知りたくなるような曲がりくねった道を選びます」。

そのためには想像力を駆り立てる「問い」が重要となる。

興味開発が子供を伸ばす仕組み
センス・オブ・ワンダーで子供は伸びる!

興味開発は①出会い②調べる③身につける④経験するというプロセス。真上から見ると好きなことをひたすら追求しているだけのようだが、横から見ると、ゆっくりながら確実に上向きに成長している。ひとつの夢=道として階段を登るのでもいい、途中で夢が変わって、新たな道に進むこともある。夢が変わっても、それまでの努力は子供を成長させている。そして新たな夢が、また原動力となって子供を成長させるのだ。ただ気をつけなければいけないのが、決して親が子供の夢や進む道を決めてはならないということだ。

PROFILE

探究学舎代表

宝槻泰伸さん

高校退学~大検取得~京都大学という特異な経歴を持つ。大学卒業後すぐに起業。これまで高等学校、大学、教育委員会、職業訓練校、民間企業など、様々な場所で講師として活躍。現在は、探究学習を柱とした学習塾「探究学舎」の代表を務める。今年2月に新著『探究学舎のスゴイ授業:子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて 元素編』が発売された。現在5児の父。

HP:探究学舎


Photo >> NAOAKI WATANABE
Text >> MIKAKO WAKIYA

FQ JAPAN VOL.47より転載

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