来たる『人生100年時代』、父親はどう生き抜く?
2018/06/20
世界的なベストセラーとなった、リンダ・グラットンの著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』。寿命100年という新時代を生き抜くための"人生戦略"は多くのビジネスパーソンを惹きつけたが、子育て世代はこれをどう捉えているのか? 父親が抱く「人生100年時代」への意識を調査。
子育て世代はどう捉える?
『人生100年時代』への意識調査
『働き方改革』とあわせて、今やトレンドワードの一つとなっている『ライフシフト』や『人生100年時代』。仕事と育児に忙しい”子育て世代”のパパたちは、これらをどのように捉えているのだろうか。
「Fathering=父親であることを楽しもう」をモットーに活動を行う、NPO法人Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン、以下FJ)は、子育て中の30~40代1,038名を対象に調査を実施した。
ライフシフトは意外にも
浸透していない…?
■『ライフシフト』認知率はたったの1割!
「『ライフシフト』という言葉を知っていますか?」という質問をしたところ、「知っているし関心もある」と答えた人は5%、「知っているが関心はない」は9%で、2つの回答を合わせて「知っている」と回答した人は、全体の1割程度にとどまった。
また、「関心がある」人はわずか5%で、「よくわからない」と回答した人が6割以上。子育て世代にとって、『ライフシフト』という言葉はそれほど馴染み深くないようだ。
■人生100年に対する意識は?
「『人生100年時代』と言われますが、それに対してどのような意識をお持ちですか?」という投げかけに対しては、「知っている」と「知らない」の割合がおよそ半数ずつで、「関心がある」と「関心がない」の項目についても同じ結果だった。