男の”立会い出産談”! 分娩室は茹でダコ状態!?
2018/06/15
いよいよ出産もラストスパート。部屋の暑さと興奮で、分娩室は一気に高揚モードへ! 誕生の瞬間を見逃すな! これからDADになる人のために書かれた、出産ガイド小説「野郎のための妊娠ガイド」第7話(3)
その中はまさに
ムレムレ状態
分娩第2段階に近づくと、赤ちゃんが母さんの身体の外に出たときと、中にいる時となるべく同じ環境にするために、分娩室の温度がグッと上げられるんだ。
赤ちゃんが凍てつく極北の国に生まれ落ちてしまったとびっくりしないような配慮だね。考えてみれば、赤ちゃんは暖かいお腹の中で9ヶ月間も過ごしたんだから、引っ張り出される以上のショックを与えるのはかわいそう。
でも、お母さんの体内環境っていうのは、僕らがヒーターの上に座っているみたいなもの。それを再現するんだから、冗談ぬきで茹でダコ状態になる。実際に倒れちゃう父親も結構いるみたい。もちろん暑さだけのせいだけじゃなくて、出産のあれこれで疲れ果てたり、感動のあまり感極まっちゃった、なんてことも原因なんだろうけど。
でも、一番重要なのは彼女と赤ちゃんの無事とこれからの幸せなんだから、なんとかもう少し頑張らないとね。父親が分娩室で倒れたって、誰も見向きもしてくれない。そのまま床に放置されるのがオチだよ。