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〈第2回〉スーパーDAD養成講座 仕事と家庭の両立は?

子供とならなぜ人前でも
チューができるのか

決して妻を愛していないわけではないけれど「子供に対する愛と、妻の愛情とは違う」という父親は多い。我が子はなんであんなに可愛いのだろう? 妻と子供、それぞれに対する愛情はどこがどう違うのだろうか!?

妻への愛と子供の愛情は異質なもの

自分の子供を可愛がるのは一般的な父親なら当然である。なぜなら「子供は手助けが必要であり、親の影響を直接受ける、か弱い存在」だからだ。さらに、血を分けた実子の場合はなおさらだ。

そういう感覚で見ると、確かに妻は異質に感じる。しかしこれは、単純に物差しが違うだけにすぎない。愛情は愛情でも妻は異性としての愛情、子供は無条件の愛情なのである。可愛がりたい気持ちも無理はない。

ただ、ここで注意したいのは、「可愛がる」とは、「子供の目線に立てるかどうか」であると認識することだ。例えば、子供が「今日こんなことがあったよ」と話をしたとしよう。それに対して、演技でなく子供に“共感„できるかどうか。つまり、子供の目線に立てるかが重要なのだ。が、あまりに可愛がりすぎると、わがままに育つかもと、不安になる父親は多いかもしれない。

結論から言うと、それは逆だ。「子供の世話を焼かない、あるいは受容できない父親は、成長する子供の変化に気が付かないばかりでなく、ひいては思春期や成人した後も疎ましい存在になりかねない」ことが、発達心理学において解明されている。

つまり子供と関わることで双方に影響を与え合い、信頼関係ができる。父親として尊敬されるためにも、子供を思う存分可愛がってあげよう。

夫婦の共通行動のコミュニケーションをとる割合


監修/遠藤雅大 (父親ポータルサイト『アットホームダディ』管理人)

FQ JAPAN DIGEST VOL.03より転載

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