データで分析!父親の家事・育児参加の現状と夫婦の会話
2018/02/22
夫婦の会話は子どもの年齢が小さいほど
“子どものこと”が主に
(図4)
普段、 配偶者と話す内容は、 全体で「子どもの様子、 健康、 躾等子ども本人のこと(55.6%)」が最も高い。 次いで「テレビの内容など雑談(49.0%)」、 「家族旅行やレジャーに関すること(44.4%)」の順に。
小学校低学年以下の子どもがいる層では、 「子どもの保育園や学校行事など子ども周りの環境のこと(56.5%)」が半数以上を占め、 小学校高学年以上の29.8%と、 26.7ポイントと他の項目と比べて最も差が大きいことがわかった。
子どもが小さいほど、 “子どものこと”に関して話している様子が伺えると共に子どもの年齢問わず 「テレビの内容など雑談」をよくしている様子も伺えた。(図4)
20時以降まで残業する父親は
“子供との時間が持てないこと”に悩んでいる
(図5)
現在の家事・育児の悩みで、 最も高かったのは全体で「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、次いで「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」、 「家事・育児で自分の時間がもてないこと(11.0%)」の順となり「特に困っていること、 悩んでいることはない(40.8%)」が4割強を占める結果に。(図5)
終業時間ごとでは、「残業20時以降まで」の層で「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めた。 「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他の属性よりも高く、 1日の中で仕事が占める割合が高く、 子どもに関われない寂しさが伝わってくる。
一方、「残業20時頃まで」の層では、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考え方について配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が、他の属性よりも高くなっている。20時頃までの残業が常態化されていることに加え、終業後に家事・育児に関われる時間があるがゆえのジレンマを抱えているのかもしれない。
平日、残業をせずに仕事を終わらせることや帰宅してから家事・育児を行うことは大変だ。しかし、自分の子供が小さく、甘えてくる時期はほんのわずか。子供とふれ合う時間を意識して作っていきたい。
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