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イクメンが働きやすい社会作りを!

「育てる男が、家族を変える。社会が動く。」をコンセプトに、イクメンが働きやすい社会作りを皆で盛上げるイベント、イクメンシンポジウム。

企業内でイクメンを増やしていくには?

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「育てる男が、家族を変える。社会が動く。」をコンセプトに、イクメンが働きやすい社会作りを皆で盛上げるイベント、イクメンシンポジウム。表彰式の後には、イクメンプロジェクト推進委員会の委員を務めるプロデューサーのおちまさと氏がコーディネーターとなった、パネルディスカッションがおこなわれた。パネリストには花王株式会社とソフトバンクグループ通信3社の人事担当者や、東京大学大学院情報学環教授の佐藤博樹氏、広島県働く女性・子育て支援部長の棚多里美氏が参加。観覧席にはイクメン企業アワード2013に応募した企業の人事担当者等も多く詰め掛け、自身の企業のイクメン支援の参考になればと、熱心に耳を傾けていた。

おちまさと氏「日本では、長時間労働が美徳であるという空気がいまだ残っています。トップの方が自ら育児休暇を経験することが一番ですが、トップは既に育児を終えていることが多いですし、どのようにしたら社内の空気を変えていくことができるのでしょうか」。

花王「トップ自らがワークライフバランスの大切さを語り、新人マネージャーの研修で指導したり、上司にも育児休業についてのリーフレットを配ったりと、制度を使い易い空気を作っています。一度きりではなく、続けていくことが大切ですね」。

ソフトバンクグループ通信3社「子供をもつ社員からのボトムアップがベースとなり、人事のプロジェクトチームが声を集めてサポートしています。制度を整えるだけでなく、社内でのプロモーションや情報発信を行っています。社内イントラで継続的に行っているイクメンインタビューは非常に人気です」。

佐藤教授「女性の活躍の場を拡大するために、育児休暇は必要です。特に、職場復帰の大変な時期には、旦那さんの育児休暇が大きな助けになるのです。子育てと仕事を一人で抱える女性のためには、企業の努力だけでは足りません。女性社員の夫の子育てへの参画が進むことが必要です。たとえば、育児休暇から復帰した女性の旦那さんを会社に呼んで、旦那さんがどのように育児に関わっていくのか確認する場を設けている企業もありますよ」。

イクメンを応援する企業の取組は、男性労働者の職場内での業務改善や働き方の見直しが行われることで、ワーク・ライフ・ バランスの実現による心身の健康の確保や、労働時間の短縮による、コスト削減の実現が期待される。働く人たちのためにも、そして企業のためにも、イクメン企業アワードの普及は大きな意味を持つだろう。

■DATA
イクメン企業アワード
http://ikumen-project.jp/ikumen_award.html

Text>>ARATA HOMMA
(2013.11.6up)

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