男性の育休取得率90%!? 育児をスウェーデンに学ベ!
2016/04/26
スウェーデンの数字に見る
子育てのヒント
約90%
男性の育児休暇取得率は90%近くに上る(※1)。日本は2.3%(※2)。だが、制度は整えられているので、今後進めるべきなのは、社内の雰囲気改革だ。自ら先陣を切って育休を取得しやすい環境を作ろう。
※1「The Economist」より ※2「2014年度雇用均等基本調査」より
480日
父親・母親が合わせて取得できる育児休暇日数。うち90日が父親に確保され、平均すると25%にあたる120日を父親が取得している。日本でも2~3ヶ月取得する父親は少なくないが、その全員がWLBを実現できているわけではない。積極的に育休取得に努めよう。
80%
育児休暇480日のうち390日は、休暇前の給与の8割が政府により保障される。実は日本でも、休暇前の給与の8割程度の収入が手取り換算で得られるただし、最初の半年間)。経済的な心配は無用なのだ。
1.89
合計特殊出生率1.89は、先進国ではフランスの1.99に次ぐ高さ。日本は1.42。夫婦にとって、2人目、3人目問題は大きな壁だ。夫の家事・育児参加率が高い夫婦は、より多くの子供を持つ傾向にある。2人目が欲しければ、より育児と家事に励もう!
※いずれも厚生労働省「平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より。
3時間21分
6歳未満の子供を持つ男性の家事・育児時間(1日あたり)。うち育児時間は1時間7分。日本は合計1時間7分、うち育児時間は39分。まずは週1日でも残業せずに帰宅する日を設けたり、朝の時間を活用しよう。
※内閣府ホームページより
Text » FUKA SASAHARA
FQ JAPAN VOL.38(2016年春号)より転載