時事・コラム

男性の育休取得率90%!? 育児をスウェーデンに学ベ!

もっと育児に参加して、我が子と過ごす時間を増やしたい! もっと家事を担って、妻をサポートしたい! スウェーデンの育児支援制度や環境からヒントを得て、社内と社会全体の雰囲気を変える、最初の一歩を踏み出そう。

育児も家事も男女でフェア
だから女性がより輝ける

福祉大国として知られ、北欧諸国の中でもとりわけ男女平等が進んでいるスウェーデン。女性の就業率は64.8%と高く、妊娠・出産後も働き続ける人多い。こうした女性の活躍を可能にしているのが、柔軟な勤務体系と男性の育児・家事参加率の高さだ。スウェーデンの男性の育児休暇取得率は90%近くに上る。日本の2.3%と比べると、雲泥の差だ。

スウェーデンでは、父親・母親合わせて480日の有給育児休暇を取得することができる。2015年までは、480日のうち相手に譲ることができない育休が60日ずつだったが、今年1月に制度が改正され、90日に延長された。

この育休は、取得しなければ消滅してしまうため、男性の育休取得率の向上に繋がっている。また、育児休暇を分割することや、子供が8歳になるまでは勤務時間を短縮することもできるなど、働き方にも多様な選択肢がある。充実した育児支援制度が整うスウェーデンだが、男性の高い育休取得率を支えるのは「雇用側の意識」だと、駐日スウェーデン大使のマグヌス・ローバックさんは話す。

「スウェーデンでは、男性が育休を取得することが社会的に広く受け入れられていますが、やはり雇用側の理解と受容が大きいです。私自身も、20年以上前に2ヶ月の育休を取得しました。今の日本は、制度は整っているものの環境が許さない、という状況です。男性の育休取得が社会的に受け入れられるためにはかなりの時間が必要です。社会的に有力な人や、会社でいうなら上層部の人が率先して育休を取ることが重要でしょう。上の世代の姿を見て、若い人の意識も変わっていくからです」。



スウェーデンでは、夫婦共働きの家庭も多く、家事・育児の分担もフェア。それを可能にしているのが、労働時間の短さだ。残業がほとんどなく、 父親も早く帰宅し、平日でも子供と過ごすのが基本だ。

日本で男性の育児・家事参加が進まない根本的要因は、長時間労働にあるとも言われている。まずは、週1日でも残業をやめて、早く帰宅することから始めてみてはどうだろう?

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