第17回 おふくろの味をオヤジの味にしてみる。
2015/08/25
おふくろの味を、我が子に引き継ぐ。
好奇心旺盛な母は、テレビで美味しそうな料理が紹介されるとすぐに作ります。最近は、iPadを駆使して、カンタンにレシピを調べることができるので、レパートリーは増えているようです。
今回もアイデア料理が出てきました。シュウマイの皮を生地に重ねて焼いたピザです。7枚ほどシュウマイの生地を並べた後、ミートソースを塗り、ピーマン、なす、バジル、トマトをトッピング。その上にチーズをかけてトーストしただけ。散らしてあるピーマンは、僕の畑で採れたものを京都まで持って行ったので、それを使ってくれました。
ピザは生地が違うと、まるで別の料理かと思うくらいに味わいが変わります。生地の薄さとパリパリ感、そして、ミートソースのアイデアが良かった。これぞ家庭料理ですね。
食べたい母親の手料理があったら、その料理を教えてもらいましょう。おふくろの味は、進化しています。昔よく食べた一品から、最新作まで、現役のパパ世代が母親から料理の作り方を聞く関係が、これからもっと増えるといいなと。
自分の息子や娘が大きくなった時、同じように「あの料理作りたいから、作り方教えて」と言われることを想像してみてください。
おふくろの味が、オヤジの味になり、そして孫たちに引き継がれていく。これぞ食育です。