5年後、男性の「産休」取得率80%に!?
『さんきゅうパパプロジェクト』始動!
2015/07/13
男性の「育児休業」取得率の5年後の目標13%
出産直後の休暇取得率は80%に!
このプロジェクトが目指していることは、以下3つだ。
「新たな命の誕生時に、家族と一緒に過ごせるよう休暇を取ろう」
「父親であることを実感し、妻との絆も深めて、育児や家事を始める良いきっかけにしよう」
「働き方、生き方、ライフデザインを見直すきっかけにしていこう」
父親と家族の絆が深まるように、出産直後の休暇取得を社会全体に普及させたいという施策が政府にはあるのだ。
育児休業を巡っては、平成26年度(2014年度)の女性による取得率が86.6%だった一方で、男性は2.3%にとどまっている。今年3月に閣議決定した「少子化社会対策大綱」では、男性の「育児休業」取得率を5年後の平成32年(2020年)には13%、そして、男性の配偶者の出産直後の休暇取得率を80%まで引き上げるという目標を掲げている。
目標に掲げられた「出産直後の休暇取得率」とは、年次有給休暇や配偶者出産時に係る特別休暇、育児休業等を利用することで、妻が出産してから2ヶ月以内に半日、または1日以上の休暇を取得した男性の割合を表す。
このプロジェクトが発表された同日29日、首相官邸では安倍総理大臣が、男性の育児を目的とした休暇や育児休業の推進に取り組む福島県の内堀知事と岡本経団連副会長と会談を行い、休暇が取得しやすくなる環境整備を求めた。妻の出産後に、1日以上の休暇を取得する男性が100%となる社会を目指したいところだ。
さて、このプロジェクト、新しい命を生んでくれたママに感謝し、育児を通じて夫婦の絆をさらに深めて、安心した環境で育児ができる社会を作ることが目的だ。FQ JAPAN編集部は、この「さんきゅうパパプロジェクト」を全力でバックアップしていきたいと思っている。
Text » MIKAKO HIROSE
(2015.7.13up)