第9回 おせち料理に込められた意味、知っていますか?
2014/12/23
●お節料理の意味は?
では、それぞれ代表的なお節料理の意味を紹介します。
■黒豆……太陽に浴びて真黒く豆に働けるように。無病息災を祈って。
■数の子……卵の数がお多く五穀豊穣と子孫繁栄を願って。
■田作り(ごまめ)……ごまめは五万米とも書き、田作りと合わせて、五穀豊穣を祈って。
■たたきごぼう……豊作、息災。黒色は邪気を払う色。地中に深く根をはるという特色の縁起担ぎも。
■伊達巻……巻物に似ていることから、学問・教養が身につくように願って。
■昆布巻き……喜ぶ語呂合わせの意味や、昆布が末広がりの形状であることからの縁起担ぎのため。さらに「昆布=子生」の字をあてて、子孫繁栄を願って。
……など、どれも子孫繁栄、五穀豊穣を願って、縁起担ぎを行っているのですね。
ご先祖さまは、自分たちのためではなく、未来の子供や、その先の子孫のことを思ってくれていた証拠。我々も受け継いでいかないといけませんね。
さて、そんなお節料理を作るのは、初心者パパにはちょっとハードルが高いかも。そんなとき、作ってほしいのがお雑煮。昔実家で食べていた郷土料理でもあるお雑煮を子供たちのためにも作ってあげてくださいね。