iX-MEN養成講座 LESSON4 朝日を浴びよ!
2014/10/09
たとえ帰宅が遅くても、我が子の将来のために、 正しい生活習慣を身に着けさせるのがiX-MEN!
たとえ帰宅が遅くても、我が子の将来のために、
正しい生活習慣を身に着けさせるのがiX-MEN(イクメン)!
子供と早起き、朝ごはん!
我が子とともに生活習慣を整えよ!
帰宅が遅くなりがちな父親でも、朝なら子供との時間を持ちやすい。
ビジネスに成功する人の多くがそうであるように、iX-MEN の多くは朝型だ。
朝、ほんの15分、いや、5分でもいいから子供と2人きりの時間を過ごしてみよう。朝日を浴びながらのお散歩がおすすめだ。
朝の日光には、狂った体内時計をリセットする力がある。セロトニンという抗ストレスホルモンの分泌を促す効果もある。
ソーラーパワーと子供の笑顔という強力な2大エネルギーで、iX-MEN としてのパワーをフルチャージできるのだ。
子供にとって早起きは、最も大切な生活習慣と言っていい。
早起きして散歩をすれば朝ご飯がおいしい。
ご飯をたくさん食べれば活発に遊ぶことができる。
1日フルパワーで遊べば、夜は早寝になる。
幼児のうちに「早寝、早起き、朝ご飯」の習慣を付けることは、一生の財産といわれる。
この大切な生活習慣を身に着けさせることは、忙しい父親でもできる最高の育児だ。
以下、早起きのための2つのスキル、そして早起きした時の2つのタスクをお教えしよう。
スキル1 前日は子供と一緒に寝る
帰宅したら思い切り子供と遊び、入浴し、寝かしつけながら自分も寝る。お酒は早めに少量で抑えておく。
スキル2 子供が起きる前に一仕事
あまり極端な早起きはホルモンバランスを崩す可能性がある。日の出時刻を目安に起床すれば無理が少ない。なかなかベッドから出られないときは前日に持ち帰った仕事のことを考えると緊張感が眠気を消し去る。朝の光を浴びることで体内時間が調整され、規則正しい生活リズムが身に付きやすくなる。そして子供が起きる前に一仕事。持ち帰った仕事量が多い場合には起きる時間をその分早くする。
タスク1 感じたことを言葉にする
「風が気持ちいいね」「小鳥の歌が聞こえるよ」などと、五感を駆使して気付いたことを何でも言葉にする。親が自ら感じたことを言葉にしていると、子供もまねをするようになる。そうすると、子供に感じる力、さらには感じたことを表現する力を与えることが出来る。
タスク2 子供の興味・疑問に付き合う
子供は色々なことに興味を持ち、素朴な疑問を抱くもの。子供が感じた興味や疑問をしっかり受け止めよう。そうすると、子供からの信頼を勝ち得ることができる。さらに、子供と同じ目線に立つ能力が磨かれる。
育児・教育ジャーナリスト
おおたとしまさ(TOSHIMASA OTA)
株式会社リクルートを経て独立。男性の育児・教育、子育て夫婦のパートナーシップ、無駄に叱らないしつけ方、中学受験をいい経験にする方法などについて、執筆・講演を行う傍ら、新聞・雑誌へのコメント掲載、ラジオ出演も多数。
おおたとしまさの著書一覧
Illustration >> KOUICHI KITA
Text >> TOSHIMASA OTA
※FQ JAPAN vol.17(2010年冬号)より転載
(2014.10.9up)