ピンクリボン点灯式イベント アンバサダーの鈴木保奈美さんも登場
2014/10/04
ピンクリボンとは
今では世界70の国と地域で展開され、「ピンクリボン」は乳房の健康を考える世界的なシンボルとなっている。
現在までの寄付金は総額5300万ドルにもなり、そのうち4200万ドルが乳がん研究基金(BCRF)を通じて世界各地166件の乳がん研究活動に活用されている。
22周年を迎える今年、日本のエスティー ローダー グループも、支援製品の売上の一部をBCRFなどに寄付して、啓発活動はもちろん、病気の予防や根絶に向け、乳がん研究の支援に力を入れている。
乳がん研究基金
米国の「乳がん研究基金(Breast Cancer Research Foundation)は、1993年エヴリン・H.ローダーによって設立された非営利団体です。その世界規模の乳がん研究支援活動は、公的機関から高い評価を受けている。ミッションは、「私たちが生きている間に乳がんの予防と治療を行うこと」。2014年から2015年の間に、4700万ドルが研究補助金として世界の著名大学や研究機関の研究員220名に授与されることになっている。
女性ゲストによる等身大で乳がんを考えるトークショー
司会は今年TBSを定年退職した吉川美代子さん、ゲストはアンバサダーの鈴木保奈美さんと、自らもがんの闘病経験のある美容ジャーナリスト山崎多賀子さんという3名による乳がんについて考えるトークショーも行われ、点灯式に参加したゲストたちも真剣に聞き入っていた。
「日本では2人に1人がかかると言われるがんは、決して特別な病気ではないし、明日は自分もかかるかもしれない。がんで生活に制約が出てしまうこともあるけれど、さりげなく助けてあげてほしいし、社会からがんの方が孤立しないようにしていきたい。
買い物してきた重い荷物をさっと持ってあげる、とか、お友達のそういうサポートが一番嬉しいですね。あと、陰で『あの人がんになっちゃったらしいわよ』って、自分が伝えたわけではない方が言っているのを知った時は傷つきました。隠しているわけではなかったけれど、なんだか『特別な病気』のように捉えられて、距離ができてしまうというのは悲しいものです」
山崎多賀子さん
「インフルエンザの予防接種みたいに、『今年もう検診行った?』とか、乳がんへの意識を自然に皆さんに持ってもらえたら。乳がんは早期発見して闘うことができる病気。お互いオープンに話し合っていきたい。10代の娘たちにも話していきたいですね。そして男性にも、奥様たちをサポートしてあげてほしいですね。男性にも、前立腺がんなど男性ならではのがんもあるわけだし、みんなでがんを自分たちのこととして、意識していきたいです」
鈴木保奈美さん
自分ががんになるか否かに関わらず、がんと闘う人たちをサポートし、また、がんにかからないための情報交換なども積極的にしていきたいものだ。