【ジャック・ブラック】育児を楽しむ「元祖セレブDAD」
2013/08/29
ウチの子はまだ喋れない
でももう会話できてるよ

FQ 父親ライフは充実してる?
JB いいね!とてもやりがいがあるよ。かわいくてさ。でも悪さばっかりして、とても手に負えないけどね(笑)。仕事がもっと少なかったら、子供ともっと一緒に楽しめるのにね。うちの子供は本当にかわいいんだよ!トーマスはダンスマシーンさ。いつもそこらじゅうで踊ってるよ。
それから、欲しがってるものがもらえないと物凄い叫び声をあげるんだ(笑)。でもそれって普通のことだと思うけど、そこから新しい演技のヒントを学ぶこともある。そういえば、誰かから聞いたんだけど、赤ちゃんにもちゃんと言葉にして説明した方がいいんだって。喋れなくても、大人がちゃんとコミュニケーションをとろうとしていることを理解するらしいね。泣き止んでくれなくても、少しは怒りや反抗心が収まるらしいよ。
FQ 「泣くのはもうやめて~」って話しかけるってこと?
JB 例えばね、今朝歯を磨いていたとき、トーマスが引き出しをあさって、シェービングクリームを取り出そうとしていたんだ。でも僕は使わないから「ノーノー!それはいらないよ。引き出しにしまって」と彼に言ったら、彼は「ワー!」と答えたよ(笑)。僕は「クリームを出してちらかすつもりなんだろ?」ってまた話しかけた。まだ喋れない彼と会話ができたような気がしたよ。育児については、ぶっつけ本番の僕だけど、子供に対してはできる限り正直であろうと考えている。
FQ 成長の兆しを感じたと。
JB そうだね。まだ歩いてはいないんだけど、たぶんもうすぐだと思う。今は「もしかして今歩いた?転んだだけ?」みたいな。でもトークの方はとてもいい感じだよ。会話したようなしてないような。でもその中にはちゃんとした単語がなんとなく聞き取れるんだ。もちろんでたらめな感じだけど、父親である僕にはわかる。う~ん、わかってないかもしれないけど(笑)。
FQ 父親になって驚いたことってある?
JB そうだなあ、人に対してこんなにも思い入れる、こんな気持ちを持てるってことを知ったことかな。以前は想像も出来なかったね。僕は息子たちを自分のことくらい大事に思ってる。僕の家での仕事の1つに、ウンチまみれのおむつを交換することがあるんだけど、もちろん息子の〝ケツの穴”を拭くわけ!
でも変な話、人の“ケツの穴”を拭いているって感じがしないんだ。まるで自分の“ケツの穴”を拭いているみたいな感じなんだよ。なんたって自分の息子だからね。そう、トーマスは僕自身なんだ。僕の“ケツの穴”が2つあるみたいなもんだよ。僕は自分のケツと息子のケツを何の区別もなく拭いている。カッコイイでしょ?