【調査結果】復職ママに聞いた、仕事に復帰して辛かったことは?
2025/05/23

産休や育休から仕事に復帰するタイミングは育児と仕事の両立、環境の変化などでどうしてもしんどくなってしまうもの。今回は、花王『マジックリン』が行った復職ママを対象に行ったアンケートをもとに、復職後のしんどかったことについて、紹介していく。
1.復職後はつらい?頭を悩ませる仕事と育児の両立
2.復職のタイミングはいつ? 2~3か月後に訪れる落とし穴とは…?
3.復職後に特に大変だと感じたことは?
4.「ゆっくりとお風呂に浸かりたい」 復職ママの本当はやりたかったこと
5.無理をしすぎないためにも
復職後はつらい?
頭を悩ませる仕事と育児の両立
出典「花王 マジックリン調べ」
育休期間が終わり、仕事に復帰するタイミングはどうしても環境や、置かれる状況の変化によってしんどくなってしまうもの。
上記のアンケート結果を見ても分かる通り、復職ママの91.4%は復職後の生活がしんどいと感じている。こうなってしまうのには様々な要因が挙げられるが、具体的にはどのような要因があるだろうか。
復職のタイミングはいつ?
2~3か月後に訪れる落とし穴とは…?
出典「花王 マジックリン調べ」
アンケートによると、復職のタイミングは4月が50.2%と最も多くなっている。やはり子どもの進級に合わせて新学期から復職というケースが多いようだ。
理にかなっているものの、実はここにはちょっとした問題もある。
出典「花王 マジックリン調べ」
このアンケート結果からわかることは、子どもの体調不良が新学期からの2~3か月の間に増加しているということ。
環境が変わるのは親だけでなく子どもも同じ。だからこそ新しい環境に慣れないうちは親子共に体調が悪くなってしまいがちになり、生活との両立も相まって非常に困難の多い時期となってしまうのだ。
復職後に特に大変だと感じたことは?
出典「花王 マジックリン調べ」
復職後に生活が大変だと感じたことがあるかどうかの質問では、全体の99%が「大変だと感じた」という結果になった。今までの生活と、状況もリズムも全く変わってしまうので大変になるのも無理はない。
重要なのは何に大変と感じたか、である。
「復職後、最も大変だったことは何か」についてのアンケートの結果、以下のようになった。
出典「花王 マジックリン調べ」
最も大変に感じていたこととしては、「子どもの送り迎え(32.6%)」、次いで「子どもの急病時の仕事の調整(32.3%)」、「帰宅後・終業後の家事・育児(17.6%)」が多くなっている。
このほかにも子どもの朝ごはんを作ったり、ぐずった時に対処したり、など様々な面で子どもの世話を見なければならない場面は多くあり、子どもの世話まわりがとても大変な傾向にあるのがよくわかる。
「ゆっくりとお風呂に浸かりたい」
復職ママの本当はやりたかったこと
出典「花王 マジックリン調べ」
また、復職ママに、「疲れを取るために本当はやりたかったけどできていなかったこと」を聞いてみると上記のような結果になった。
最も多かったのは「ゆっくりとお風呂に浸かる(42.5%)」、続いて「帰宅後、横になってくつろぐ(39.9%)」、「長時間睡眠をとる(38.1%)」
これらの結果から復職後、いかにリラックスできる時間を欠いている傾向にあるかが顕著に表れている。
また、お風呂に浸かることが出来なかったという意見の中の大半は、お風呂を洗う時間や気力が無く、シャワーで済ませてしまっていたという意見だった。
無理をしすぎないためにも
何度も言うが、復職後はどうしても生活がしんどくなってしまうもの。しかし、それだけで全て片付けてしまっては身体がもたなくなってしまう。
適度に自分へのご褒美を用意したり、子供とまったり遊ぶ時間を作ったりしながら、力を抜けるところはしっかりと抜いていく必要がある。
「家族のために働く」というその“家族”の中に自分が含まれていることを忘れないようにしよう。
調査概要
調査団体:花王『マジックリン』
実施期間:2025年4月14日~4月16日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:①現在、フルタイム・時短勤務で働いている18~59 歳の男女824名
②産休・育休からフルタイム・時短勤務の仕事への復職を経験した女性431名
(※本記事で扱ったのは②へのアンケートのみ)
花王HP:https://www.kao.com/jp/
開催中のキャンペーン:https://www.kao.co.jp/magiclean/
文/FQ JAPAN編集部