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日本最大級の子育てイベントが台湾でも開催!「可愛いママFestival」レポート

8月中旬、台湾最大の都市・台北で大型ファミリーイベントが開催された。本イベントは、日本全国で『リトル・ママフェスタ』を手掛ける「エンファム.」の台湾子会社「茁家股份有限公司」が主催・運営。開催にいたった経緯や現地の模様をレポートしていく。

 

<目次>
1.日本に負けない熱気と集客! 台湾のパパママも子育て情報収集に熱心
2.「かわいい」は台湾でも使われるキーワード。日本の人気キャラクターも大集合
3.約半数のブースが日本企業。台湾でも人気の”日本ブランド”のクオリティ
4. ワークショップイベントも。日本でもお馴染みのコンテンツが充実!
5.台湾でのイベント開催のねらい、そして今後の展望と戦略は?

 

日本に負けない熱気と集客!
台湾のパパママも子育て情報収集に熱心

2024年8月17〜18日の2日間、台湾の最大都市・台北で注目のファミリーイベントが開催された。イベント名は「可愛いママFestival」

このイベントは、日本全国で年間60回ものイベントを開催している「リトル・ママフェスタ」の台湾版として開催され、2日間で6,000名以上が来場。日本での展開内容同様、企業ブースや体験ブース、プレゼント抽選会などの多彩なコンテンツに多くのパパママが熱心に情報収集し、そして楽しみながらイベントを満喫していた。

倉庫をリノベーションした会場を2区画開放するという、日本のイベントではやや珍しい場所での開催。その特徴を活かし、建物の形状に沿うカタチでステージや企業ブースを設営。開催時期が8月中旬とあり、日本同様、台湾も真夏日に近い暑さではあったが、会場内も朝から多くの来場者が訪問し、気候以上の熱気と興奮に包まれた空間が出来上がっていた。

「かわいい」は台湾でも使われるキーワード
日本の人気キャラクターも大集合

日本では「リトル・ママフェスタ」という名称で展開しているが、台湾では広く使われており、リスペクトされている「カワイイ」という単語を用いて「可愛いママフェスティバル」というネーミングで展開。台湾でも屈指の人気を誇るピカチュウ(ポケモン)やハローキティちゃんもステージに登場し、記念撮影会を開催。撮影参加の行列が長く伸びており、改めて日本が生んだキャラクターの強さも感じられた。

約半数のブースが日本企業
台湾でも人気の”日本ブランド”のクオリティ

イベントでは合計16社がブースを出展。そのうち約半数が日本企業の出展となった。すでに台湾でのブランド販売やサービス展開をしている企業もあれば、これから台湾進出を狙うテストマーケティングとして出展しているケースも。日本だけでなくグローバル展開を狙う企業側としては、距離や文化的など、いろいろな意味で日本に近い台湾市場は絶好のビジネスチャンスとなっているようだ

会場内でも屈指の集客を誇っていたのがアラウ.ベビー(サラヤ)のブース
無添加のスキンケアアイテムは台湾でもかなり注目されており、スタッフの説明に熱心に耳を傾けるパパママで終始賑わっていた。

台湾でも百貨店や小売店に多数店舗展開しているミキハウスブース
ほぼ日本と同じアイテムを販売しており、ベビーシューズや肌着など、その高品質なアイテムは台湾のパパママたちでも非常に人気が高い。

音楽への好奇心は世界共通。日本でもお馴染みのヤマハ音楽教室も台湾で多方面に展開。ブースでは音楽教室の認知拡大を積極的に行っていた。

全国各地にショールームのあるランドセルブランドでおなじみの「フィットちゃん」も初めて出展。本イベントを通して台湾でのニーズを探り、本格進出を狙うとのこと。

ワークショップイベントも
日本でもお馴染みのコンテンツが充実!

会場の一角に設けられたワークショップエリアでは、連日様々な体験コンテンツを開催。
アラウ.ベビー(サラヤ)は、専任講師の指導のもとベビーマッサージ体験会とスキンケアや無添加に関する講演が開催された。

日本のファミリーイベントではいまや定番となった「おひるねアート」の撮影会。台湾でも「撮る」「残す」「シェアする」といったベビー撮影系コンテンツは人気だ。

会場内の一番広いコンテンツエリアでは連日、企業のスポンサーのもと、様々な月年齢層が参加できるレース大会が開催。日本では新生児を中心とした「ハイハイレース」が定番だが、少し上の月年齢層の子どもが参加できる”障害物レース”版のハイハイレースも人気を博していた。

赤ちゃん向けのファミリーイベントでは欠かせない授乳室も用意。アラウ.ベビー(サラヤ)の協賛のもと、スキンケアの情報を発信する特設コーナーが設けられていた。

来場者特典として豪華景品が当たるプレゼントも大多数用意。会場入口では、台湾でも人気のポケモンキャラクターたちのフィギュアがお出迎え。


 

台湾でのイベント開催のねらい、
そして今後の展望と戦略は?

今回の「可愛いママFestival」は、今年の2月に続き、この8月が2回目の開催となる。本イベントを手掛ける株式会社エンファム.の代表取締役・森氏と、海外事業部・三ツ井氏に開催の経緯やねらい、そして今後の展望を聞いてみた。

「当社はもともとフリーペーパーの発行からはじまり、子どもたちの幸せを横展開したく、イベント事業にも着手。そしていまでは年間60回以上も日本国内でイベントを開催できるようになりました。そしてその想いは、<世界中のこどもたちの笑顔”にも広げたく、まずは台湾での開催からスタートしました」(森氏)。

「私は2023年に入社し、入社1週間後に台湾での開催を社内プレゼン。そして2週間後に社内GOが出て、すぐに台湾での会場を確保し、前回の2月の開催をスタートさせました。2月のイベントでは反省点もありましたが、それ以上に台湾のパパママのパワーやポテンシャルを感じ、今回の8月の開催も決定。前回以上の規模感で実施することができました」(三ツ井氏)。

日本国内でのイベント開催、そして年間60回ものイベントを運営するだけでもそれなりのパワーが必要だが、同社の行動指針として「人の役に立つ」「とりあえずやってみる」「爆速」「クリエイティブ」「研ぎ澄ます」といった信念のもと、まずは開催してみて、一定の成功裏となったわけだ。

世の中のママの出ていく場所の創生、ママたちの横のつながりやコミュニティづくりのお手伝い、このようなニーズはワールドワイドで共通だと思っています。子育ての情報はみんな欲しがっている、そのお手伝いとして本イベントが役に立てれば嬉しく思います」(森氏)。

台湾ではパパの育児参加率が多く、その熱量も強く感じます。台湾と日本では、台湾のほうがやや晩婚化の傾向があり、日本のイベントよりも参加いただくパパママの年齢層が若干高い傾向にあります。そのため、イベントでも真剣に子育て情報を収集される方が多く、このイベントを機に、日本の企業様にも多数ご参加いただきたいですし、日本の文化を知っていただける場としても展開していきたいと思っています」(三ツ井氏)。

株式会社エンファム. 代表取締役の森 光太郎氏(左)と同社海外事業部の三ツ井 芷吟氏(右)。

エンファムでは日本国内のイベント展開はもちろん拡大させつつ、今後も海外展開は積極的に進めていく予定とのこと。台湾での定期的な開催はもちろん、タイやベトナム、シンガポール、韓国、そして最終的には欧米を含め、全世界での開催を目標としているとのこと

日本の「リトル・ママフェスタ」同様、台湾でのイベントも盛況となり、ますます目が話せない同社のファミリーイベント。台湾では12月の開催が控えているが、日本でも月に4〜5回ほど、全国主要都市で開催されるため、ぜひ最寄りのイベント開催があれば、チェックして家族で足を運んでみてほしい。

卡哇伊*媽媽Festival夏(可愛いママFestival)
日程:2024年8月17日(土)〜 8月18日(日) 10:00〜16:00
会場:台北松山文創園區 2、3號倉庫
主催:株式会社エンファム.・台湾子会社:茁家股份有限公司
▶日本の主なイベント情報はこちらより


文/FQ JAPAN編集部

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