屋内でも要注意!! 我が子を守る熱中症対策
2015/08/13
予防編
熱中症にならないために!
屋外だけではなく、屋内でも起こりうるのが熱中症。ならないためには、「いかに予防するか」が最重要課題。夏こそ大切なのは、規則正しい朝昼晩の3度の食事・早寝早起きなどの正しい生活リズムだ。
規則正しい生活を心がけ
日中の外出は極力避ける!
暑いからといって必ずしも熱中症になるわけではない。では一体どんな条件下で発症するのだろうか。
「やっぱり体力が落ちている時です。風邪気味だったり、寝不足だったり、食事抜きだったり。暑い時こそ、普段以上にバランスの取れた食生活と、早寝早起きなどの規則正しい生活が大切です」と話してくれたのは、小児科専門医の粂川先生。3度の規則正しい食事は、脱水症から身を守る強い武器となる。汗や尿だけではなく、人は知らず知らずに呼吸や皮膚から水分が失われている。その量はなんと大人で1日1000cc。失われていく水分と塩分などを効率よく摂取できるのが3度の食事なのだ。
「朝ごはんを食べずに出かけたために脱水症になって運ばれてくるお子さんもよく見られます。子供って、遊びや運動に夢中になると、喉が渇いていても疲れていても、ちょっと無理して頑張っちゃうんですよね。ちゃんと帽子をかぶせ、水分補給に気を配っていても、熱中症になることもありますから。炎天下での活動はそういう危険性があります。なるべく日中の活動は避けたいですね」。
正しい水分補給法は、早めに・こまめに・少しずつ。がぶ飲みは厳禁。下痢が誘発される恐れがあるからだ。できれば夏は小児用イオン飲料(水やお茶に塩分をプラスしたものでもOK)を少しずつ摂るように心がけること。その際、冷し過ぎないよう気をつけるのがポイントだ。